世界の神話Mythos

Greek Mythology

太陽神の牛トリナキエの島には、ふえもへりもしない太陽神の牛と羊の群れがいた。「けっして手を出すな」と予言されていたのに、風がやまず、食べものがつきると、仲間たちはオデュッセウスがねむっているあいだに牛をほふってしまった。焼き串の肉は、牛のように鳴きだした

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. キルケの警告
  3. 2. 島にとどまる
  4. 3. つきた食べもの
  5. 4. 太陽神の怒り
  6. 5. 鳴きだした肉
  7. まとめ

プレ男「手を出すな」って言われてたのに、牛を食べちゃったの?

メル美風がやまなくて、食べものがなくなって…。追いつめられた仲間たちの話なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はギリシャ神話の太陽神の牛です。ホメロス『オデュッセイア』第12巻(サミュエル・バトラー英訳、プロジェクト・グーテンベルク)を読みました。この島のことを予言したテイレシアスの話はオデュッセウスの冥界くだりへ。太陽神ヘリオスについてはヘリオスとセレネへ。

プロフィール

島 トリナキエの島
群れ 太陽神の牛の群れ7つと羊の群れ7つ。それぞれ50頭
ふしぎ 子どもを生まず、数がへることもない
番をする女神 太陽神ヒュペリオンとネアイラの娘、パエトゥーサとランペティエ
警告した者 予言者テイレシアス、魔女キルケ
やまなかった風 南風(と東風)が1か月

1. キルケの警告

2. 島にとどまる

3. つきた食べもの

メル美おなかがすいて、どうしようもなかったんだろうね…。でも、ちかいをやぶってしまった。

4. 太陽神の怒り

5. 鳴きだした肉

プレ男焼いた肉が鳴きだすなんて、こわすぎる…。テイレシアスの予言は、ほんとうになっちゃったんだ。

『オデュッセイア』第12巻では、太陽神の牛は7つの群れにそれぞれ50頭いて、子を生むことも数がへることもなく、太陽神の娘パエトゥーサとランペティエが世話をしている、と書かれています。

まとめ


参考文献

  1. Homer. The Odyssey(英訳:Samuel Butler), Book XII. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/1727 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Next Stars次に読む

  1. IIギリシャ神話オデュッセウスの冥界くだり予言者テイレシアスは告げた。「いつか、海を知らない国で、おまえのかつぐオールを『箕(み)だ』と言う旅人に会うだろう」。母のたましいは「おまえを思う気持ちが、わたしの命をうばったのです」と語り、英雄アキレウスは「死者の王より、地上の雇われ人がいい」と言った
  2. IIギリシャ神話ヘリオスとセレネ太陽の神ヘリオスは、金のかぶとから鋭い目で見おろし、馬車で天の頂へのぼってから、オケアノスの海へおりていく。月の女神セレネは、オケアノスで体を洗い、長いたてがみの馬を走らせて、月の半ばの夜、いちばん明るくかがやく
  3. IIギリシャ神話カリュプソブドウのつるがしげる洞窟で、金のひで機を織りながら歌う女神。「ここにいれば、あなたを不死にしてあげるのに」。けれどもオデュッセウスは、毎日浜で海をながめて泣いていた。ゼウスの命令がとどくと、女神はおのを手わたし、いかだをつくらせ、星を見て進む道を教えた