世界の神話Mythos

Greek Mythology

ホメロスとヘシオドスの歌くらべ「人が神々にいのるべき、いちばんよいことは?」「いつも自分自身とやすらかであること」。どんななぞかけにもみごとに答えたホメロス。けれども王が冠をあたえたのは、「平和と畑仕事」を歌ったヘシオドスだった

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. いちばんたのしいこと
  3. 2. なぞかけ合戦
  4. 3. 人生の問い
  5. 4. 王のえらんだ勝者
  6. まとめ

プレ男ホメロスとヘシオドスが対決!? 夢の対決じゃん!

メル美古代ギリシャの言いつたえなんだって。なぞかけ合戦で、さいごの決め手がおもしろいの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はギリシャのホメロスとヘシオドスの歌くらべです。ヒュー・G・エヴリン=ホワイト訳『ヘシオドス、ホメロス風賛歌とホメリカ』(1914年、プロジェクト・グーテンベルク)におさめられた『ホメロスとヘシオドスの起源と歌くらべ』を読みました。ヘシオドスが歌った人の時代の話は5つの時代へ。詩人に歌をさずける女神たちはムーサたちへ。

プロフィール

場所 エウボイアのカルキス
きっかけ エウボイアの王アンピダマスの葬儀の競技会。息子のガニュクトルが、力や足の速さだけでなく、知恵にすぐれた者もまねいた
審判 カルキスのおもだった人々と、なくなった王の弟パネイデス
すすめかた ヘシオドスが問い、ホメロスが答える
勝者 ヘシオドス。ほうびの青銅の三脚台を、ヘリコン山のムーサたちにささげた
エヴリン=ホワイトの説明 ヘシオドスがカルキスの歌くらべで勝ったという『仕事と日』の短い記事が、のちに「相手はホメロスだった」とふくらまされた

1. いちばんたのしいこと

2. なぞかけ合戦

メル美おかしな文を、つづきの一言でちゃんとした文にしちゃう! ホメロス、頭の回転がはやすぎる。

3. 人生の問い

ヘシオドスの問いと、ホメロスの答えです。

4. 王のえらんだ勝者

プレ男うまさだけじゃなくて、「何を歌うか」で決めたんだ。平和と畑仕事の歌が勝ち、っていうのがいいね。

エヴリン=ホワイト訳の『歌くらべ』では、王パネイデスは、平和と畑仕事へと人をよびかける者こそ、戦いを歌う者よりほうびにふさわしいとして、ヘシオドスに冠をあたえました。

まとめ


参考文献

  1. Hugh G. Evelyn-White(英訳). Hesiod, the Homeric Hymns, and Homerica(1914年). “Homer and Hesiod: Of the Origin of Homer and Hesiod, and of their Contest” と序論(Life of Hesiod). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/348 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. Iギリシャ神話ムーサ(9人の歌の女神)ヘリコン山でおどり、夜は霧につつまれて歌いながら出かける9人の女神。羊を飼っていたヘシオドスに月桂樹の枝をわたし、神の声をふきこんだ。「わたしたちは、うそを本当のように語れる。でも、そうしたいときは、本当のことも語れる」
  2. IIギリシャ神話人間の五つの時代神々がはじめにつくったのは、苦しみも老いも知らない「金の種族」。つぎは100年も子どものままの「銀」、戦いを好む「青銅」、英雄たちの「半神」。そしていまの「鉄の種族」。ヘシオドスは言った。「わたしは、5番目の種族に生まれたくなかった」
  3. IIギリシャ神話ムーサとピエロスの9人の娘「わたしたちも9人。歌でも負けない」。芸術の女神ムーサたちに歌くらべをいどんだピエロスの娘たち。審判のニンフたちがムーサの勝ちを告げると、娘たちは悪口をやめず、腕に羽が生え、口がくちばしになって、おしゃべりなカササギになった