世界の神話Mythos

Greek Mythology

ムーサ(9人の歌の女神)ヘリコン山でおどり、夜は霧につつまれて歌いながら出かける9人の女神。羊を飼っていたヘシオドスに月桂樹の枝をわたし、神の声をふきこんだ。「わたしたちは、うそを本当のように語れる。でも、そうしたいときは、本当のことも語れる」

2026年10月12日

大理石の浮き彫り。左に兜の女神とひげの男神がすわり、そのとなりに、笛や巻物、竪琴などをもった衣の女性たちがならんでいる
「ムーサとセイレーンの歌くらべの大理石の石棺」(部分)3世紀第3四半期、ローマ帝国。大理石。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. ヘリコン山の女神たち
  3. 2. ヘシオドスへのおくりもの
  4. 3. ゼウスとムネモシュネの娘
  5. 4. 9人の名前
  6. 5. 王の言葉と、悲しみをわすれる歌
  7. まとめ

プレ男ムーサって、歌の女神さまだよね? 何人いるの?

メル美ヘシオドスの『神統記』では9人なんだって。しかも、詩人ヘシオドスに歌をさずけたのが、ムーサたちなの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はギリシャ神話のムーサ(9人の歌の女神)です。ヘシオドス『神統記』のはじまりの1〜115行(H.G.エヴリン=ホワイト英訳、1914年、プロジェクト・グーテンベルク)を読みました。ムーサたちの歌くらべの話はムーサとピエロスの9人の娘へ。ギリシャ神話の全体はギリシャ神話の入門へ。

大理石の浮き彫り。左に兜の女神とひげの男神がすわり、そのとなりに、笛や巻物、竪琴などをもった衣の女性たちがならんでいる

「ムーサとセイレーンの歌くらべの大理石の石棺」(部分)3世紀第3四半期、ローマ帝国。大理石。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

ムーサ ゼウスと、記憶の女神ムネモシュネの9人の娘
生まれた場所 ピエリア。雪をいただくオリュンポスの頂から少しはなれたところ
すむところ ヘリコン山、そしてオリュンポス
9人の名前 クレイオ、エウテルペ、タレイア、メルポメネ、テルプシコラ、エラト、ポリュムニア、ウラニア、カリオペ
いちばん上 カリオペ。尊い王たちにつきそう
そばにいる神 カリスたち(英訳では Graces)と、ヒメロス(あこがれ)

1. ヘリコン山の女神たち

2. ヘシオドスへのおくりもの

メル美「ただの胃袋」って、なかなかきびしい…! でも、そんな羊飼いに歌の力をあたえたんだね。

3. ゼウスとムネモシュネの娘

4. 9人の名前

5. 王の言葉と、悲しみをわすれる歌

プレ男歌を聞くと、悲しいことをわすれられる…。それがムーサのおくりものなんだね。

『神統記』では、ムーサにつかえる歌い手が、むかしの人々のほまれと神々を歌えば、悲しみをかかえた人も、すぐにその重い心をわすれる、と書かれています。

まとめ


参考文献

  1. Hesiod. Theogony, ll. 1–115(英訳:H. G. Evelyn-White、1914年). In: Hesiod, the Homeric Hymns, and Homerica. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/348 (閲覧日:2026年10月12日)
  2. メトロポリタン美術館. Marble sarcophagus with the contest between the Muses and the Sirens, 3rd quarter of 3rd century CE(10.104、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/248205 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. IIギリシャ神話ムーサとピエロスの9人の娘「わたしたちも9人。歌でも負けない」。芸術の女神ムーサたちに歌くらべをいどんだピエロスの娘たち。審判のニンフたちがムーサの勝ちを告げると、娘たちは悪口をやめず、腕に羽が生え、口がくちばしになって、おしゃべりなカササギになった
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  3. IIギリシャ神話ガイア(大地)はじめにカオスがあり、つぎにすべての神々の土台となる、胸の広い大地ガイアが生まれた。ガイアは自分と同じ大きさの星空の天を生み、山々と海を生んだ。そして、わが子をのみこむクロノスから、孫のゼウスをクレタの洞窟にかくした