世界の神話Mythos

Japanese Mythology

国引き「出雲の国は、せまく小さい若い国だ。ぬいつけて大きくしよう」。八束水臣津野命は、海の向こうの岬に、あまった土地を見つけると、鋤で切りわけ、三つよりの綱をかけて、「国来、国来」と引きよせた

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. せまくて若い国
  3. 2. 「国来、国来」
  4. 3. 4か所から引いた土地
  5. 4. 「おゑ」
  6. まとめ

プレ男土地を綱で引っぱってくる!? 綱引きみたい!

メル美『出雲国風土記』には、神さまが海の向こうの土地を引きよせて、出雲を大きくした話があるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は日本神話の国引きです。『出雲国風土記』の原文(ウィキソースの「古風土記/出雲國風土記」)から、意宇郡の名のいわれの部分を読みました。出雲の神については大国主やスサノオへ。日本神話の全体は日本神話の入門へ。

プロフィール

神 八束水臣津野命
きっかけ 「出雲の国は、せまい布のような、若い国だ」
道具 鋤(すき)と、三つよりの綱
かけ声 「国来、国来」
引いてきた土地 4か所の岬から。引いた土地は、支豆支の御埼、狭田の国、闇見の国、三穂の埼になった
杭と綱 杭は佐比売山と火神岳に、綱は薗の長浜と夜見嶋になった
名のいわれ さいごに「おゑ」と言ったので「意宇」

1. せまくて若い国

2. 「国来、国来」

メル美綱をとめた杭が山に、引き綱が長い浜に…! 景色そのものが、神さまの道具だったんだ。

3. 4か所から引いた土地

神は、同じように、4か所から国を引いてきました。

あまりのあった岬 ぬいつけてできた土地
志羅紀の三埼 支豆支の御埼
北門の佐伎の国 狭田の国
北門の良波の国 闇見の国
高志の都都の三埼 三穂の埼

プレ男4回も「国来、国来」って引っぱったんだ! 神さまも、さすがにつかれただろうね。

4. 「おゑ」

『出雲国風土記』では、八束水臣津野命は、出雲の国がせまいので、遠くの岬から土地を切りはなし、綱をかけて「国来、国来」と引きよせ、ぬいつけた、と書かれています。

まとめ


参考文献

  1. 『出雲國風土記』(意宇郡の条ほか). ウィキソース(古風土記/出雲國風土記). https://zh.wikisource.org/wiki/古風土記/出雲國風土記 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Next Stars次に読む

  1. III日本神話大国主(オオクニヌシ)因幡の白兎を助けたやさしい神は、兄たちに2度殺され、スサノオの試練をのりこえて国の主に。「袋を背負った末っ子」の大逆転
  2. III日本神話スサノオ泣きわめいて山を枯らした暴れん坊が、ヤマタノオロチを退治するヒーローに。アマテラスの弟、『古事記』でいちばんキャラが濃い神さま
  3. III日本神話成り立ちと大まかなあらすじ712年の『古事記』と720年の『日本書紀』。28歳の稗田阿礼がよみならい、太安万侶が書きとめた。天地のはじめから国生み、天の岩戸、国ゆずり、天孫降臨、そして初代の天皇へ