世界の神話Mythos

Celtic Mythology

マナウィダンとネズミ雷と霧のあと、ダヴェドの国から人も家畜も消えた。3つの麦畑は、夜のうちに無数のネズミに刈りとられる。つかまえた1ぴきのネズミを、どんなに大金をつまれても手ばなさないマナウィダン。そのネズミの正体は…

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 消えた国
  3. 2. 腕がよすぎる職人
  4. 3. 城の金の鉢
  5. 4. 麦畑のネズミ
  6. 5. ゆずらないマナウィダン
  7. 6. 魔法がとける
  8. まとめ

プレ男ネズミ1ぴきに大金をはらおうとする司教!? どういう話なの?

メル美ウェールズの『マビノギオン』のお話なんだって。マナウィダンっていう人が、知恵と根気で国にかけられた魔法をとくの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はケルト神話(ウェールズ)のマナウィダンです。ウェールズの中世の物語集『マビノギオン』の第3の枝「スィールの子マナウィダン」(シャーロット・ゲスト英訳、プロジェクト・グーテンベルク)を読みました。この話は、第1の枝のリアンノンの物語とつながっています。ケルト神話の全体はケルト神話の入門へ。

プロフィール

マナウィダン スィールの子。兄ベンディゲイド・ヴラン(祝福されたブラン)をうしなった
なかま プラデリ(ダヴェドの王)、その母リアンノン、プラデリの妻キグヴァ
できごと 雷と霧のあと、ダヴェドの国から人も家畜も家も消えた
わざ 鞍、盾、そして金の留め金のついた靴づくり
ネズミ 麦畑を荒らした無数のネズミのうちの1ぴき
魔法をかけた者 キルコエドの子スルイド

1. 消えた国

2. 腕がよすぎる職人

メル美やりかえさずに、さっと次の町へ。マナウィダンって、ほんとうに落ちついた人だね。

3. 城の金の鉢

4. 麦畑のネズミ

5. ゆずらないマナウィダン

プレ男司教の正体が、魔法をかけた本人だったんだ! だからネズミを、どうしてもとりもどしたかったんだね。

6. 魔法がとける

ゲスト訳の『マビノギオン』では、マナウィダンは、司教がどんな値をつけてもネズミを手ばなさず、リアンノンとプラデリを自由にすることと、ダヴェドの魔法をとくことを約束させました。

まとめ


参考文献

  1. Lady Charlotte Guest(英訳). The Mabinogion. “Manawyddan the Son of Llyr”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/5160 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Next Stars次に読む

  1. IVケルト神話リアンノンどんなにはやい馬で追っても、ゆっくり進む白い馬の女性には追いつけない。王プウィスが「止まってください」とたのむと、「もっと早くそう言えば、馬もつかれずにすんだのに」。のちに、いわれのない罪を着せられ、7年のつぐないにたえた王妃
  2. IVケルト神話スリッズとスレヴェリス風にのった言葉をすべて聞きとる一族、5月の前夜にひびくおそろしいさけび声、一晩で王の食べものをすべて消してしまう魔術師。ブリテン島をおそった3つのわざわいを、王スリッズは、海のむこうの賢い弟スレヴェリスの知恵でとりのぞいた
  3. IVケルト神話成り立ちと大まかなあらすじドルイドは教えを文字に書かなかった。伝わるのは、ローマのカエサルの記録と、中世のアイルランド・ウェールズの写本。ダーナ神族の到来、銀の腕の王ヌアザ、万能の神ルー、そして神々は丘の中へ