世界の神話Mythos

Chinese Mythology

女媧(じょか)「人の顔に蛇の体、1日に70回すがたを変える」古代の女神。こわれた天を5色の石でつくろい、大亀の足で四方の柱を立て、黄土をこねて人間を作った。いそがしすぎて、縄で泥をはね飛ばしたことも

2026年10月7日

青銅の円い鏡の裏。中央の丸いつまみのまわりに、向かいあう竜と虎、そのあいだに小さな生きもの、外側に文字の帯とぎざぎざの文様がめぐる
「鏡」25〜220年、中国・後漢。青銅。クリーブランド美術館所蔵(CC0)。美術館の解説は、東の竜と西の虎のあいだの小さな生きものを「伏羲と女媧をあらわしているのかもしれない(?)」としています
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 人の頭に、蛇の体
  3. 2. こわれた天をつくろう
  4. 3. そのあと、天が西北にかたむいた
  5. 4. 黄土から人間を作る
  6. 5. 楽器「笙簧」を作る
  7. まとめ

プレ男女媧って、中国の神話で人間を作った女神さまだっけ?

メル美こわれた空を直したこともあるんだって。スケールが大きい!

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回は中国神話の女媧(じょか)です。古い漢文の原文をウィキソースで読みました(書き下しと訳は Claude によるものです)。中国神話の全体は中国神話の入門へ。

プロフィール

名前 女媧(じょか)。『帝王世紀』では「女希」ともよばれ、「女皇」とされる
すがた 「人頭蛇身」(人の頭に蛇の体)。「1日に70回すがたを変える」
姓 「風」(『帝王世紀』)
したこと 5色の石で天をつくろった。黄土から人間を作った。楽器の笙簧(しょうこう)を作った
伏羲との関係 『帝王世紀』は、女媧は伏羲(ふっき)のしくみを受けついだと書く。『淮南子』の古い注は「伏羲をたすけて治めた」とする

1. 人の頭に、蛇の体

2. こわれた天をつくろう

後漢の班固『漢書』芸文志にも名前が出る思想書『淮南子』の覧冥訓です。

メル美空の穴を、石でパッチワークしたんだ!

3. そのあと、天が西北にかたむいた

『列子』湯問篇は、同じ話を、こう続けます。

4. 黄土から人間を作る

『太平御覧』巻78が引く『風俗通』です。

プレ男神さまでも、手作業がまにあわなくなるんだ…。でも、生まれで人の価値が決まるなんて、むかしの言い伝えだよね。

5. 楽器「笙簧」を作る

青銅の円い鏡の裏。中央の丸いつまみのまわりに、向かいあう竜と虎、そのあいだに小さな生きもの、外側に文字の帯とぎざぎざの文様がめぐる

「鏡」25〜220年、中国・後漢。青銅。クリーブランド美術館所蔵(CC0)。美術館の解説は、東の竜と西の虎のあいだの小さな生きものを「伏羲と女媧をあらわしているのかもしれない(?)」としています

『淮南子』によると、女媧は5色の石で天をつくろい、大亀の足で四方の柱を立て、アシの灰であふれた水を止めました。

まとめ


参考文献

  1. 淮南子 覧冥訓. ウィキソース(中国語版). https://zh.wikisource.org/wiki/淮南子/覽冥訓 (閲覧日:2026年10月7日)
  2. 列子 湯問篇. ウィキソース(中国語版). https://zh.wikisource.org/wiki/列子/湯問篇 (閲覧日:2026年10月7日)
  3. 楚辞章句 巻3(天問、王逸注). ウィキソース(中国語版). https://zh.wikisource.org/wiki/楚辭章句/卷03 (閲覧日:2026年10月7日)
  4. 山海経 大荒西経. ウィキソース(中国語版). https://zh.wikisource.org/wiki/山海經/大荒西經 (閲覧日:2026年10月7日)
  5. 太平御覧 巻78(女媧氏の項。『帝王世紀』『帰蔵』『山海経』郭璞注、『礼』、『淮南子』、『風俗通』、曹植「女媧賛」の引用). ウィキソース(中国語版). https://zh.wikisource.org/wiki/太平御覽/0078 (閲覧日:2026年10月7日)
  6. The Cleveland Museum of Art. Mirror, China, Eastern Han dynasty, 25–220 CE(1915.606、CC0). https://clevelandart.org/art/1915.606 (閲覧日:2026年10月7日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. VII中国神話成り立ちと大まかなあらすじまとまった神話の本はなく、話は古い本のあちこちに。たまごのような混沌から生まれた盤古は1日に1丈ずつのび、死んで体が山や川に。女媧は5色の石で天の穴をふさぎ、羿は10の太陽を射た
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