世界の神話Mythos

Indian Mythology

『リグ・ヴェーダ』のほどこしの歌「神々は、うえを、わたしたちの死とさだめたのではない」「富は、車の輪のように、今日はこの人、明日はあの人へとめぐる」「ひとりで食べる者は、罪だけを食べる」。最古の聖典が説いた、わかちあいの大切さ

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. うえは、罰ではない
  3. 2. こばむ者、あたえる者
  4. 3. 富は車の輪
  5. 4. ひとりで食べる者
  6. まとめ

プレ男神さまの歌だけじゃなくて、「人にやさしくしよう」っていう歌もあるの?

メル美『リグ・ヴェーダ』には、「ほどこし」をたたえる歌があるんだって。お金は車の輪のようにめぐる、なんて今でもひびくことばなの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はインドの『リグ・ヴェーダ』のほどこしの歌です。インドの最古の聖典『リグ・ヴェーダ』第10巻117番の歌(ラルフ・T・H・グリフィス英訳、訳注を含む、インターネット・アーカイブ)を読みました。グリフィスの英訳では、歌の題は「Liberality(気前のよさ、ほどこし)」です。同じ第10巻の歌はさいころの歌とサラマーとパニたちへ。

プロフィール

歌の題 Liberality(気前のよさ、ほどこし)
グリフィスの説明 富や食べものをあたえることをたたえる歌
こばむ者 食べものをもとめる人をこばむ者には、なぐさめてくれる者がいない
富のたとえ 車の輪のように、いつもめぐっている
ひとりで食べる者 「罪だけを食べる」

1. うえは、罰ではない

2. こばむ者、あたえる者

メル美こまっている人を助けると、自分がこまったときに友だちになってくれる…。やさしさは、めぐってくるんだね。

3. 富は車の輪

4. ひとりで食べる者

プレ男「ひとりで食べる者は、罪だけを食べる」かあ。ごはんは、だれかといっしょに食べたほうがおいしいもんね。

グリフィス訳の『リグ・ヴェーダ』では、「富は、今日はこの人に、明日はあの人にやってくる。車の輪のように、いつもころがっている」と歌われています。

まとめ


参考文献

  1. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Hymns of the Rigveda, Vol. II. Book X, Hymn CXVII(訳注を含む). Internet Archive. https://archive.org/details/in.gov.ignca.16312 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Next Stars次に読む

  1. VIVIインド神話『リグ・ヴェーダ』のさいころの歌「やめようと決めても、さいころが盤の上で鳴ると、わたしはまた出かけていく」。賭けごとですべてをうしなった男のなげきに、サヴィタル神は言った。「さいころで遊ぶな。畑をたがやせ」
  2. VIVIインド神話サラマーとパニたちインドラの使いの犬サラマーは、遠いラサーの川をわたり、盗まれた牛をかくす岩のとりでにたどりついた。「牛をわけてやろう、わたしたちの妹になれ」とさそうパニたちに、サラマーは言った。「きょうだいなど知らない。遠くへ去れ!」
  3. VIVIインド神話ウシャス天の娘、暁の女神。百の車に乗って人々のもとへやってきて、足のある生きものをすべて目ざめさせ、鳥たちを空へ飛びたたせる。身分の高い人も低い人もわけへだてなく照らし、きのうの暁のあとに、きょうの暁がつづいていく