世界の神話Mythos

Indian Mythology

サラマーとパニたちインドラの使いの犬サラマーは、遠いラサーの川をわたり、盗まれた牛をかくす岩のとりでにたどりついた。「牛をわけてやろう、わたしたちの妹になれ」とさそうパニたちに、サラマーは言った。「きょうだいなど知らない。遠くへ去れ!」

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. ラサーの川をこえて
  3. 2. 「インドラとは、どんな者か」
  4. 3. 岩の宝の部屋
  5. 4. 「妹になれ」
  6. まとめ

プレ男神さまの使いが、犬!? インドの神話には、かっこいい犬がいるんだね。

メル美インドラの猟犬サラマーなんだって。盗まれた牛をさがして、悪者たちと口げんかするの。どんなにさそわれても、ぜんぜんゆずらないのがかっこいい!

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はインド神話のサラマーとパニたちです。インドの最古の聖典『リグ・ヴェーダ』第10巻108番の歌(ラルフ・T・H・グリフィス英訳、訳注を含む、インターネット・アーカイブ)を読みました。サラマーをつかわした神はインドラへ。サラマーの子の2匹の犬が出てくる話はヤマへ。

プロフィール

サラマー インドラの猟犬で、神々(またはインドラ)の使い
パニたち グリフィスの注によると、牛を盗んでいった、ねたみぶかい悪霊
盗まれたもの 牛。グリフィスの注では「牛、または光」
かくし場所 岩でかためた宝の部屋
ラサー とおい川。注によると、大気と大地をめぐって流れる神話の川
歌のかたち パニたちとサラマーが、かわるがわる語る問答の歌

1. ラサーの川をこえて

2. 「インドラとは、どんな者か」

メル美「インドラを牛の番人にしてやろう」なんて、えらそうなパニたち。サラマーは一歩もひかないね。

3. 岩の宝の部屋

4. 「妹になれ」

プレ男牛をわけてもらえるって言われても、「きょうだいなど知らない」…。使いの役目をきっちり守ったんだね。

グリフィス訳の『リグ・ヴェーダ』では、牛をわけるから妹になれとさそうパニたちに、サラマーは「兄弟も、姉妹も、わたしは知りません。パニたちよ、ここから遠くへ去れ」と答えています。

まとめ


参考文献

  1. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Hymns of the Rigveda, Vol. II. Book X, Hymn CVIII(訳注を含む). Internet Archive. https://archive.org/details/in.gov.ignca.16312 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. VIインド神話インドラ最古の聖典『リグ・ヴェーダ』の英雄。雷のつえで竜ヴリトラを倒し、とじこめられていた水を解きはなって「7つの川」を流した。注釈者は「雨がふるしくみのたとえ」と読んだ
  2. VIインド神話ヤマ人間ではじめて死に、死んだ人たちのすむところへの道を見つけた「死者の王」。4つの目の2匹の犬が道を見はる。少年ナチケータスが「人は死んだらどうなるのか」とたずねると、富も長寿もさしだして、その問いだけはさけようとした
  3. VIVIインド神話ウシャス天の娘、暁の女神。百の車に乗って人々のもとへやってきて、足のある生きものをすべて目ざめさせ、鳥たちを空へ飛びたたせる。身分の高い人も低い人もわけへだてなく照らし、きのうの暁のあとに、きょうの暁がつづいていく