世界の神話Mythos

Mesopotamian Mythology

太陽神シャマシュへの賛歌「太陽よ、あなたは天の土台からのぼり、かがやく空のかんぬきをはずし、天の戸をひらいた」。うそとまことを知り、天と地をさばく太陽の神に、古代カルデアの人々がささげた5つの歌

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 天の戸をひらく太陽
  3. 2. やみをつらぬく神
  4. 3. うそとまことを知る
  5. 4. 病の王のために
  6. まとめ

プレ男太陽の神さまって、メソポタミアではどんなふうに考えられていたの?

メル美「天と地の裁き手」だったんだって。うそもまことも、ぜんぶお見通しの神さまなの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はメソポタミアの太陽神シャマシュへの賛歌です。『バビロニア・アッシリア文学』(プロジェクト・グーテンベルク)におさめられた、フランソワ・ルノルマン訳「カルデアの太陽への賛歌」の英訳と解説を読みました。19世紀の訳なので、神々の名前は当時の英訳の表記もそえます。シャマシュに祈った王の物語はエタナへ。メソポタミア神話の全体はメソポタミア神話の入門へ。

プロフィール

太陽の神 アッカド語でウトゥ(まれにパラ)、アッシリア語でシャマシュ(英訳の表記は Samas、Shamas)
いちばんの称号 「天と地の裁き手」
おもな神殿 南カルデアのラルサと、バビロニア北部のシッパル
神々の中の位 ルノルマンによると、月の神(アッシリア語でシン)より低く、月の神が太陽の神の父とされることもあった
のこっている賛歌 典礼や呪術のための賛歌の断片が5つ。多くはアッカド語の原文にアッシリア語の訳がついたもの

1. 天の戸をひらく太陽

第1の賛歌は、はじめの数行だけがのこっています。

第4の賛歌でも、太陽は「かがやく天の大きな戸」をひらいてのぼり、天の御使いたちが、うやまいとよろこびをもってとりかこみます。

2. やみをつらぬく神

第2の賛歌です。

メル美「かがめられた者をおこし、弱い者をささえる」…。太陽って、やさしい神さまでもあったんだね。

3. うそとまことを知る

第3の賛歌では、太陽の神の「裁き手」としての顔が歌われます。

4. 病の王のために

プレ男毎朝のぼってきて、世界じゅうをてらす太陽だから、なんでも見ている「裁き手」だと考えたんだね。

ルノルマンの訳では、太陽の神のいちばんの称号は「天と地の裁き手」で、賛歌では「あなたは、まことを知り、いつわりを知る」と歌われています。

まとめ


参考文献

  1. François Lenormant(訳). “Chaldean Hymns to the Sun” と訳者の解説. In: Babylonian and Assyrian Literature. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/10887 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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