世界の神話Mythos

Mesopotamian Mythology

エタナ子どもが生まれずに苦しむ妻のため、太陽の神に「生まれの草」をもとめた王。ワシの胸に胸を、翼に手をあてて天へのぼると、地上は山に、海は池に、やがて庭のみぞのように小さくなった。ところが、さらに高く女神イシュタルのもとへ向かう途中で…

2026年10月10日

円筒印章を粘土に転がした押し型の写真。右上で、ワシにつかまった人が空へのぼり、下では羊飼いや犬、門などがえがかれている
「エタナの神話」をあらわす円筒印章の押し型(ルイ・ドラポルト『円筒印章目録』1920年より)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン。著者は1925年没)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 「生まれの草」をもとめて
  3. 2. ワシの背で天へ
  4. 3. 小さくなっていく地上
  5. 4. イシュタルのもとへ、そして…
  6. まとめ

プレ男ワシに乗って空を飛ぶ王さま!? かっこいい!

メル美空から見た地上のようすが、だんだん小さくなっていくのがおもしろいんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はメソポタミア神話のエタナです。モリス・ジャストロウ『バビロニアとアッシリアの宗教』(1898年、プロジェクト・グーテンベルク)の「エタナの伝説」の英訳と解説を読みました。メソポタミア神話の全体はメソポタミア神話の入門へ。

円筒印章を粘土に転がした押し型の写真。右上で、ワシにつかまった人が空へのぼり、下では羊飼いや犬、門などがえがかれている

「エタナの神話」をあらわす円筒印章の押し型(ルイ・ドラポルト『円筒印章目録』1920年より)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン。著者は1925年没)

プロフィール

名前 エタナ。名前は「強い者」という意味(ジャストロウ)
守り神 太陽の神シャマシュ
もとめたもの 「生まれの草」
なかま ワシ
のちの言い伝え 死者の国の住人のひとり(ジャストロウ)

1. 「生まれの草」をもとめて

メル美お産で苦しむ人をどうにか助けたいという気持ちは、むかしもいまも同じなんだね。

2. ワシの背で天へ

3. 小さくなっていく地上

プレ男空から見ると、海が「庭のみぞ」くらいに見えるんだ! まるで飛行機からの景色。

4. イシュタルのもとへ、そして…

ジャストロウの英訳では、エタナは身ごもった子をうめずに苦しむ妻のため、太陽の神シャマシュに「生まれの草」を示してほしいと祈っています。

まとめ


参考文献

  1. Morris Jastrow. The Religion of Babylonia and Assyria(1898年). Chapter XXIV(Myths and Legends)の「The Etana Legend」. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/20758 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Louis Delaporte. Catalogue des cylindres(1920年)より「エタナの神話」の印章の押し型. Wikimedia Commons, File:Myth of Etana.jpg(パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Myth_of_Etana.jpg (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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