世界の神話Mythos

Mesopotamian Mythology

7人の悪霊「その7人は、夕日の山で生まれ、朝日の山で育った」。天にも地にも名はなく、神々のあいだにも寝床をもたない、おそろしい7人。火の神のうったえを聞いたメロダクは、父なる水の神ヘアのもとへおりていった。古代バビロニアの悪霊ばらいの詩

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 夕日の山で生まれた7人
  3. 2. メロダクとヘア
  4. 3. 呪文として
  5. 4. エリドゥの聖なる木
  6. まとめ

プレ男7人の悪霊!? 古代の人は、何をこわがっていたの?

メル美古代バビロニアの粘土板に、悪霊のことを歌った詩があるんだって。病気や悪い夢をもたらすと考えられていたみたい。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はメソポタミアの7人の悪霊です。『バビロニア・アッシリア文学』(プロジェクト・グーテンベルク)におさめられた、A.H.セイス訳「7人の悪霊のアッカドの詩」の英訳と解説を読みました。19世紀の訳なので、神々の名前も当時の英訳の表記で紹介します。メソポタミア神話の全体はメソポタミア神話の入門へ。

プロフィール

粘土板 アッシュルバニパルの図書館(クユンジク)から出た、アッカド語の原文にアッシリア語の訳がついた二言語の粘土板
7人の悪霊 夕日の山で生まれ、朝日の山で育った。土のくぼみにすむ
セイスの説明 ほかの粘土板では、7つの嵐の雲や風とされ、そのかしらは竜ティアマトらしい。月食のとき月をおそうと考えられた
登場する神 火の神、メロダク(英訳の表記)、その父で水の神ヘア(英訳の表記)
詩の使いかた セイスによると、呪文として使われたもの

1. 夕日の山で生まれた7人

メル美天にも地にも名前がなくて、神さまのなかまにも入らない…。どこにもいるのに、つかまえどころがないんだね。

2. メロダクとヘア

3. 呪文として

プレ男病気や悪い夢を、悪霊のせいだと考えていたんだね。神さまの力をかりて、なんとかしようとしたんだ。

4. エリドゥの聖なる木

セイスの英訳では、7人の悪霊は「夕日の山で生まれ、朝日の山で育った」とされ、天にも地にも名がなく、神々のあいだに寝床をもたない、と歌われています。

まとめ


参考文献

  1. A. H. Sayce(英訳). “Accadian Poem on the Seven Evil Spirits” と訳者の解説・注. In: Babylonian and Assyrian Literature. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/10887 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. VIIIメソポタミア神話マルドゥク神々がこわがって逃げた竜ティアマトに、ただひとり名のり出たバビロンの神。宴会で「言ったことがそのままおこる力」をもらい、網と4つの風と嵐の車で出陣。勝ったあとは「50の名前」でたたえられた
  2. VIIIメソポタミア神話アダパ南風の翼をへし折った漁師。天の神アヌによびだされると、知恵の神エアは「死の食べものと死の水が出ても、口にするな」と教えた。ところが天でさしだされたのは「いのちの食べもの」だった。アダパは言いつけをまもり、不死をのがした
  3. IX世界の幻獣ズー嵐を鳥の姿であらわした、メソポタミアの怪鳥。神エンリルが朝の水をそそぎ、王冠をかぶったすきに、世界を動かす「天命の書板」をうばって山へにげた。「だれがズーをこらしめるか」——神々はみな、こわがってことわった