世界の神話Mythos

Mesopotamian Mythology

シドゥリのことば死をおそれて世界の果てまで来たギルガメシュに、海辺の娘サビトゥムは言った。「あなたのさがす命は、見つからない。神々は人をつくったとき、死を人にさだめた。さあ、おなかを満たし、昼も夜もたのしみ、手をにぎる子をいつくしみなさい」

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 世界の果ての娘
  3. 2. サビトゥムのことば
  4. 3. ジャストロウの解説
  5. まとめ

プレ男とても古い粘土板に、人生のアドバイスが書いてあるの?

メル美ギルガメシュが世界の果てで出会った娘のことばなんだって。いまの人にもひびく内容なの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はメソポタミア神話のシドゥリ(サビトゥム)のことばです。モリス・ジャストロウとアルバート・T・クレイの『古バビロニア版ギルガメシュ叙事詩』(1920年、プロジェクト・グーテンベルク)の、ジャストロウによる序文を読みました。『ギルガメシュ叙事詩』の全体はギルガメシュへ。ギルガメシュが会いに行った不死の人はウトナピシュティムへ。

プロフィール

サビトゥム 海辺にすむ娘(ジャストロウの英訳では the maiden Sabitum)。ギルガメシュの記事ではシドゥリ(サビトゥ)とよんでいる
出会った人 友エンキドゥをうしない、死からのがれたいと願うギルガメシュ
粘土板 古いバビロニアの時代の断片。ジャストロウは、この叙事詩が紀元前2000年ごろにはあったしるしだとしている
ことばの中身 「あなたのさがす命は見つからない」、そして、日々のくらしをたのしむこと

1. 世界の果ての娘

2. サビトゥムのことば

ジャストロウの英訳では、サビトゥムはこう言います(ここでは、ギルガメシュは「ギシュ」とよばれています)。

メル美永遠の命はないけれど、ごはんを食べて、体を清潔にして、家族を大切に…。なんだか、あたたかいことばだね。

3. ジャストロウの解説

プレ男死をこわがって走りまわるより、いまのくらしを大事にしなさい…。ギルガメシュも、このあと気づいていくのかな。

ジャストロウの英訳では、サビトゥムは「あなたのさがす命は見つからない」と言い、おなかを満たし、服を清らかにし、手をにぎる子をいつくしむように、と語っています。

まとめ


参考文献

  1. Morris Jastrow, Jr. and Albert T. Clay. An Old Babylonian Version of the Gilgamesh Epic(1920年), Introduction と注10. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/11000 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. VIIIメソポタミア神話ギルガメシュ「3分の2は神、3分の1は人間」のウルクの王。親友エンキドゥの死に「これは、どんなねむりだ」とよびかけ、死をおそれて世界の果てへ。若がえりの草をヘビにとられ、最後に見たのは自分が築いた城壁だった
  2. VIIIメソポタミア神話ウトナピシュティム大洪水を生きのびて、神々のように不死になった人。知恵の神エアにこっそり「家をこわして船を作れ」と教えられ、家族と生きものを乗せた。7日目、山にとまった船からハト、ツバメ、カラスをはなした
  3. VIIIメソポタミア神話イシュタル愛と戦いの女神。英雄ギルガメシュに結婚をことわられると、天の牛を送りこんだ。「帰ることのない国」へくだるときは、7つの門で冠や首飾りを1つずつとりあげられ、女神がいないあいだ、地上の生きものはふえなくなった