世界の神話Mythos

Mesopotamian Mythology

ウトナピシュティム大洪水を生きのびて、神々のように不死になった人。知恵の神エアにこっそり「家をこわして船を作れ」と教えられ、家族と生きものを乗せた。7日目、山にとまった船からハト、ツバメ、カラスをはなした

2026年10月10日

くさび形文字がびっしりときざまれた、横長の粘土板の石膏模型
「バビロニアの洪水の粘土板の石膏による復元模型」19世紀(もとの粘土板は紀元前7世紀)。石膏。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 「あなたは、わたしと変わらない」
  3. 2. 葦の家へのお告げ
  4. 3. 船づくり
  5. 4. 6日6晩の嵐
  6. 5. ハト、ツバメ、カラス
  7. 6. 不死をさずかる
  8. まとめ

プレ男大洪水で船を作って生きのびる話って、ノアの箱舟みたい!

メル美メソポタミアの粘土板にも、そっくりの話があるんだって。主人公がウトナピシュティムだよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまと英雄の解説、今回はメソポタミア神話のウトナピシュティムです。大英博物館のE.A.ウォリス・バッジ『バビロニアの洪水伝説』(1920年版、プロジェクト・グーテンベルク)にある、『ギルガメシュ叙事詩』第11の粘土板の英訳を読みました。メソポタミア神話の全体はメソポタミア神話の入門へ。

くさび形文字がびっしりときざまれた、横長の粘土板の石膏模型

「バビロニアの洪水の粘土板の石膏による復元模型」19世紀(もとの粘土板は紀元前7世紀)。石膏。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

名前 ウトナピシュティム(バッジの英訳では Uta-Napishtim)。「遠くの者」ともよばれる
父 ウバラ・トゥトゥ
住んでいた町 ユーフラテス川のほとりのシュルッパク(バッジの注:いまのファーラの遺跡)
助けた神 知恵の神エア
のちの住まい 「遠く、川の口」。神々のように不死
子孫 ギルガメシュ(バッジは「祖先」と書いています)

1. 「あなたは、わたしと変わらない」

2. 葦の家へのお告げ

メル美人に直接ではなく「葦の家の壁」に話しかけるんだね。神々の秘密を守るための工夫なのかな。

3. 船づくり

4. 6日6晩の嵐

プレ男神さまたちまで、こわくて犬みたいにうずくまったんだ…!

5. ハト、ツバメ、カラス

6. 不死をさずかる

バッジの英訳では、知恵の神エアがウトナピシュティムに「家をこわして、船を作れ。財産をすてて、いのちを求めよ」と告げています。

まとめ


参考文献

  1. E.A. Wallis Budge. The Babylonian Story of the Deluge and the Epic of Gilgamish, with an Account of the Royal Libraries of Nineveh(1920年版). Eleventh Tablet, lines 1–205 と注11・12. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/7096 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Cast reconstruction of Babylonian Flood Tablet, 19th century, after 7th century BCE original(87.33.21、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/322133 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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