世界の神話Mythos

Indian Mythology

ことばの女神ヴァーチュ「わたしは女王。宝をあつめる者」「わたしによって、すべての者は食べものを食べる。見て、息をし、語られることばを聞く者はみな」「わたしは風のように強く息をし、すべての存在をひとつにたばねる」。『リグ・ヴェーダ』で、ことばそのものが歌う歌

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 神々とともに
  3. 2. わたしは女王
  4. 3. 人を賢者にする
  5. 4. 天にひたいがとどく
  6. まとめ

プレ男「ことば」の女神? ことばにも神さまがいるの?

メル美『リグ・ヴェーダ』では、ことばの女神ヴァーチュが「わたしは女王」って、自分で語る歌があるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はインド神話のことばの女神ヴァーチュです。インドの最古の聖典『リグ・ヴェーダ』第10巻125番の歌(ラルフ・T・H・グリフィス英訳、訳注を含む、インターネット・アーカイブ)を読みました。同じ第10巻の歌はほどこしの歌へ。インド神話の全体はインド神話の入門へ。

プロフィール

名前 ヴァーチュ(英訳では Vāk、「ことば」「声」)
グリフィスの説明 ことばを人の姿にしたもの。最初につくられたもので、人と神々をつなぐもの
ともに旅する神々 ルドラたち、ヴァスたち、アーディティヤたち、すべての神々
ささえる神々 ヴァルナとミトラ、インドラとアグニ、アシュヴィン双神、ソーマなど
すみか 「水の中、大海の中」

1. 神々とともに

2. わたしは女王

メル美「知らないけれど、みんな、わたしのそばにすんでいる」…。ことばがなかったら、何も伝えられないもんね。

3. 人を賢者にする

4. 天にひたいがとどく

プレ男ことばが、風みたいに世界じゅうにひろがって、みんなをつないでいる。そう思うと、ことばって大事にしなきゃね。

グリフィス訳の『リグ・ヴェーダ』では、ヴァーチュは「わたしは、風や嵐のように強く息をし、すべての存在をひとつにたばねる」と語っています。

まとめ


参考文献

  1. Griffith, Ralph T.H.(英訳). The Hymns of the Rigveda, Vol. II. Book X, Hymn CXXV(訳注を含む). Internet Archive. https://archive.org/details/in.gov.ignca.16312 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Next Stars次に読む

  1. VIVIインド神話『リグ・ヴェーダ』のほどこしの歌「神々は、うえを、わたしたちの死とさだめたのではない」「富は、車の輪のように、今日はこの人、明日はあの人へとめぐる」「ひとりで食べる者は、罪だけを食べる」。最古の聖典が説いた、わかちあいの大切さ
  2. VIインド神話アグニ最古の聖典『リグ・ヴェーダ』の1番目の歌にうたわれる火の神。「わたしはアグニをたたえる、えらばれた祭官を」。2本の火きり棒の中に、はらまれた子のようにねむり、人がこすりあわせると「赤い馬のように」生まれ出る。神々と人間をむすぶ使者
  3. VIインド神話成り立ちと大まかなあらすじ最古の聖典『リグ・ヴェーダ』は「この世界がどこから来たのか、神々は世界より後に生まれた。天の最高の見張り手なら知っているだろう——あるいは、知らないかもしれない」。神々と魔族の「乳海かくはん」、2つの大叙事詩へ