世界の神話Mythos

Chinese Mythology

鍾馗(しょうき)熱病で1か月あまり苦しんだ唐の玄宗の夢に、帽子をかぶった大きな鬼があらわれ、宝物をぬすんでかけまわる小さな鬼をつかまえて退治した。「臣は鍾馗。天下の妖をのぞくとちかいます」。目ざめると、病はなおっていた

2026年10月10日

掛け軸。赤い線だけでえがかれた、ひげの濃い大男が、冠をかぶり、よろいを着て、こちらをにらむように立っている
葛飾北斎「赤い鍾馗」(英題 Red Zhong Kui, the Demon Queller)1846年。絹に墨と色、掛け軸。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 呉道子の鍾馗の絵
  3. 2. 玄宗の熱病
  4. 3. 夢の中の2匹の鬼
  5. 4. 目ざめると病がなおった
  6. 5. 北宋の宮中でも
  7. 6. 「鍾馗」という名前は、もっと古い
  8. まとめ

プレ男鍾馗さんって、ひげもじゃで剣を持った、こわい顔の人だよね。あれって神さま?

メル美中国の皇帝の夢にあらわれて、病気をなおしたっていう話があるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は中国の鍾馗(しょうき)です。北宋の学者沈括(しんかつ)が書いた『夢渓筆談(むけいひつだん)』補筆談の原文(ウィキソース)を読みました。中国神話の全体は中国神話の入門へ。

掛け軸。赤い線だけでえがかれた、ひげの濃い大男が、冠をかぶり、よろいを着て、こちらをにらむように立っている

葛飾北斎「赤い鍾馗」(英題 Red Zhong Kui, the Demon Queller)1846年。絹に墨と色、掛け軸。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

名前 鍾馗
自分で名のったこと 「武挙(武官の試験)に受からなかった者」
やくめ 「天下の妖(あやしいもの)をのぞく」
すがた(夢の中) 帽子をかぶり、青い衣を着て、片方のうでを出し、足には革の長ぐつ
出てくる本 沈括『夢渓筆談』補筆談(北宋)

1. 呉道子の鍾馗の絵

2. 玄宗の熱病

3. 夢の中の2匹の鬼

メル美試験に落ちた人が、魔をはらう神さまになったんだ!

4. 目ざめると病がなおった

プレ男年末の魔よけとして、絵を配ったんだね。お守りのポスターみたい。

5. 北宋の宮中でも

6. 「鍾馗」という名前は、もっと古い

沈括は、鍾馗の話は開元のころにはじまったように見えるけれど、鍾馗という名前の人はもっと前からいた、と記録とくらべて書いています。

まとめ


参考文献

  1. 沈括『夢溪筆談』補筆談(鍾馗の条). ウィキソース. https://zh.wikisource.org/wiki/夢溪筆談/補筆談 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Katsushika Hokusai, Red Zhong Kui, the Demon Queller, 1846(14.76.37、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/45818 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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