世界の神話Mythos

Chinese Mythology

終北の国洪水をおさめていた禹が道にまよってたどりついた、北の海のさらに北の国。山の頂の穴から、ランや山椒よりかぐわしい泉「神瀵」がわきでて、人々はあらそわず、王もいらず、1日じゅう歌っていた。周の穆王は3年も帰るのをわすれた

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 道にまよった禹
  3. 2. 神瀵の泉
  4. 3. あらそわない人々
  5. 4. 帰るのをわすれた王
  6. まとめ

プレ男洪水をおさめた禹が、道にまよったの? どこにたどりついたんだろう。

メル美北のはての「終北」っていう国なんだって。あらそいも病気もなくて、みんな1日じゅう歌っている国なの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は中国の『列子』の終北の国です。思想書『列子』の湯問篇の原文(ウィキソース)を読みました。洪水をおさめた禹の話は禹へ。同じ『列子』の理想の国の話は黄帝と華胥の国の夢へ。

プロフィール

終北 北の海のさらに北にある国。斉の国から何千万里はなれているかもわからない
見つけた人 洪水をおさめていた禹が、道にまよってたどりついた
国のようす はてしなく広く、風・雨・霜・露がない。鳥やけもの、虫、魚、草木も生えない
壺領山 国のまんなかの山。形はかめのよう。頂に「滋穴」という丸い口がある
神瀵 滋穴からわきでる泉。においはランや山椒にまさり、味は酒にまさる。4つにわかれて国じゅうをうるおす
おとずれた人 周の穆王は3年帰るのをわすれた

1. 道にまよった禹

2. 神瀵の泉

メル美山のてっぺんから、いいかおりの泉がわきでる国…。なんだか夢みたい!

3. あらそわない人々

4. 帰るのをわすれた王

プレ男理想の国にあこがれても、自分の国のよさを大事にしなさい…ってことかな。

『列子』湯問篇では、終北の国の壺領山の頂から、ランや山椒よりかぐわしい泉「神瀵」がわきでて、4つの流れにわかれて国じゅうをうるおした、と語られています。

まとめ


参考文献

  1. 『列子』卷第五 湯問篇(禹之治水土也、迷而失塗の条). ウィキソース. https://zh.wikisource.org/wiki/列子/湯問篇 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Next Stars次に読む

  1. VII中国神話禹天までとどく大洪水をおさめた、夏の王。父の鯀は9年かけても水をしずめられず、罰を受けた。禹は13年のあいだ家をはなれてはたらき、自分の家の門の前を通っても入らなかった。『山海経』では、鯀が天帝の「ふえつづける土」をぬすんで洪水をふさごうとした
  2. VIIVII中国神話黄帝と華胥の国の夢天下をおさめようとがんばりすぎて、顔色も心もつかれはてた黄帝。昼寝の夢で行ったのは、王もおさもいない、水に入ってもおぼれず、火に入ってもあつくない人々の国だった。もうひとつの理想郷、列姑射山の神人も
  3. VII中国神話西王母(せいおうぼ)『山海経』では「ヒョウの尾にトラの歯、うそぶく声」の崑崙山のぬし。3羽の青い鳥に食べものを運ばせ、瑤池のほとりでは周の穆王と歌をかわし、羿には不死の薬をあたえた