留守番の猫がIHこんろのスイッチを押して火災、犬が延長コードをかんでショート:ペットによる製品事故は10年で61件、約9割が火災。出かける前は元栓・主電源・ロック、使わない家電はプラグを抜く【NITE】
ひとり暮らしで猫や犬と暮らしている人も多いはず。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2013〜2022年度の10年間にペットによる製品事故は61件あり、約9割(54件)が火災になっていました。いちばん多いのは、留守番中の猫や犬がこんろの操作ボタンやスイッチを押して発火したもので、飼い主の外出中にペットが亡くなった事故も2件。ほかにも、ペットの尿によるトラッキング、延長コードやバッテリーをかんでのショートなどがあります。出かけるときは、ガスの元栓・IHの主電源・ロック機能、使わない家電はプラグを抜くなど、二重三重の対策を。

プレ男うちの猫、キッチンにも平気で飛び乗るんだよね。留守のあいだも元気に遊んでるはず。

メル美留守番中の猫がIHこんろのスイッチを押して、火事になった例があるんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はペットと家電の事故です。NITE(製品評価技術基盤機構)の「“もふもふプッシュ”にご用心~「ペットによる火災事故」を防ぐポイント~」(2024年3月28日)をもとにまとめました。
10年で61件、約9割が火災
- 2013〜2022年度の10年間にNITEに通知された、ペットによる事故は61件。そのうち約9割(54件)が火災になっていました
- 製品ではガスこんろ(23件)がもっとも多く、延長コード・テーブルタップなどの配線器具(8件)、IHこんろ・電気こんろ(5件)、ストーブ、ペット用ヒーター、プリンターなどが続きます
- ペットの種類では猫(35件)がもっとも多く、犬は17件でした
- 留守番中のペットが亡くなった事故も2件ありました

プレ男猫の事故がいちばん多いのか…。
どんな事故?
- ペットがこんろの操作ボタンやスイッチを押して発火(27件)がもっとも多い。飼い主の外出中に、犬がガスこんろのボタンを押して周りのものに火がついた例、猫がIHこんろのスイッチを押した例など
- ペットの尿や、ぬれた抜け毛によるトラッキング現象で発火(19件)
- ペットが配線器具やバッテリーをかんでショートし発火(10件)
- 猫は高いところ(IHこんろ、太陽光発電のパワーコンディショナー、プリンターなど)に飛び乗って事故をおこす傾向が。犬は「かむ」、猫は「高いところに登って排尿する」行動にも注意が必要です
防ぐポイント
- 出かけるときは、ガスこんろの元栓を閉め、IHこんろ・電気こんろは主電源を切る。操作ボタンのロック機能があれば使う
- 目を離すときや出かけるときは、ペットをケージに入れる
- こんろや暖房器具のまわりに、燃えやすいものやペットの興味をひくものを置かない
- 使わない家電はプラグを抜いて、ペットの行動範囲の外にしまう
- ペットが好む排尿場所の近くに家電を置かない
- ふだんから、かみつきや排尿場所などのペットの習性を知っておき、二重三重の対策を

ペットによる製品事故は、約9割が火災になっていました。出かけるときはガスの元栓を閉め、IHこんろは主電源を切り、ロック機能を使うなど、二重三重の対策をしましょう。
延長コードやプラグのほこりの点検は家電が増えたら、コンセントまわりを点検、動かして使う家電のコードは部屋干しの除湿機・サーキュレーターへ。

プレ男出かける前に、IHの主電源を切ってロック。留守のあいだはケージも考えてみる。

メル美使わない充電器は、プラグを抜いてしまっておこうね。
ろうそく・アロマキャンドルの火の注意は、部屋でアロマキャンドル、窓ぎわで風が吹くとカーテンに火が燃えうつるへ。
まとめ
- ペットによる製品事故は10年で61件、約9割が火災
- いちばん多いのは、留守番中のペットがこんろのボタン・スイッチを押す事故
- 尿によるトラッキング、コードやバッテリーをかむ事故も
- 出かけるときは元栓・主電源・ロック、ペットはケージに
- 使わない家電はプラグを抜いてしまう。排尿場所の近くに家電を置かない
参考文献
- 製品評価技術基盤機構(NITE). “もふもふプッシュ”にご用心~「ペットによる火災事故」を防ぐポイント~(2024年3月28日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2023fy/prs240328.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 同 発表資料(PDF). https://www.nite.go.jp/data/000153596.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。