勃起すると曲がる、しこりがある、痛い:「ペロニー病(ペイロニー病)」は40代以上に多いが若い人も。少しの曲がりは正常、強く曲がる・痛いときは泌尿器科へ
勃起したときに陰茎が大きく曲がる、陰茎の軸にかたいしこりがある、勃起が痛い——英国NHSによると、ペロニー病は主に40歳以上の男性に多い病気ですが、若い人にも起こります。症状が軽ければ治療がいらないこともあり、薬、衝撃波、手術などの治療があります。もともと少し曲がっているのは正常なことも。恥ずかしがらずに相談してほしいポイントをまとめました。

プレ男最近、あそこにかたいしこりみたいなのがあって、前より曲がってきた気がする…。誰にも相談できなくて。

メル美そういう病気もあるんだって。お医者さんは慣れてるから、恥ずかしがらなくて大丈夫だと思う。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、ペロニー病(ペイロニー病)の話です。英国の公的医療サービスNHSの一般向け情報(2024年6月レビュー)をもとにまとめました。
どんな病気?
- 勃起したときに陰茎が曲がる病気です。痛みをともなうこともありますが、症状をやわらげ、悪化を止める治療があります
- 主に40歳以上の男性に多いものの、若い人にも起こります
症状
- 陰茎の軸に腫れが出て、のちにかたいしこりになり、勃起のときに伸びにくくなる
- 勃起すると曲がる(しこりが上側にあれば上向き、下側にあれば下向きに曲がる)
- 勃起が痛く、性生活が難しくなる
- 勃起しにくい・続かない(ED)(EDと生活習慣)
- 陰茎が短くなる、真ん中が細くなるなどの変化
- 手や足などほかの場所の皮ふが厚く硬くなる人もいて、デュピュイトラン拘縮(手の指が曲がって伸びにくくなる病気)をもつ人もいます

プレ男しこりの位置で、曲がる向きが決まるんだ…。
少しの曲がりは正常なことも
- 陰茎の大きさや形は人によってさまざまで、勃起したときにもともと少し曲がっているのは自然なこともあります
- ただし、大きく曲がる、勃起が痛いときは、医療機関に相談しましょう
受診の目安
- 陰茎に腫れやかたいしこりがある
- 勃起すると上向き・下向きに曲がる
- 勃起が痛い、勃起しにくい・続かないため、性生活が難しい
- NHSは、「恥ずかしがらずに相談を。よくある問題で、医師は慣れています」としています
診察と治療
- 症状を聞き、陰茎の診察を行います。超音波検査をすることもあります
- 症状が軽ければ、治療がいらないこともあります
- 性交時の痛み、落ちこみ、自信の低下など、困りごとがあるときは治療を考えます
- しこりが大きくなるのをおさえる薬や、EDの薬(ED治療薬)
- 音波(衝撃波)でかたい部分をくずす処置
- 陰茎をまっすぐにする手術(ただし、曲がる前と同じにもどすのは、ふつうは難しい)
- 何か月も毎日使う器具もあります
原因
- 原因はわからないこともあります。陰茎のけががきっかけになることも
- 次のような人は、なりやすいとされます
- 高血圧、コレステロールが高い
- 心臓の病気(冠動脈疾患)、動脈硬化
- 一部の薬(β遮断薬、抗うつ薬など)を飲んでいる
- 家族にペロニー病の人がいる

メル美血圧やコレステロールとも関係があるんだね。
パートナーにできること
- 性生活で痛みや不安があることを、責めずに話し合う
- 受診をためらっていたら、そっと後押しする

ペロニー病は、勃起すると陰茎が曲がる病気で、40歳以上に多いものの若い人にも起こります。しこりや痛み、強い曲がりがあれば、恥ずかしがらずに相談しましょう。
まとめ
- ペロニー病は、勃起すると曲がる病気。40歳以上に多いが若い人も
- かたいしこり、曲がり、勃起の痛み、EDなど
- 少しの曲がりは正常なことも。強い曲がり・痛みは受診を
- 治療は薬・衝撃波・手術・器具。軽ければ治療不要のことも
- 高血圧・コレステロール・心臓の病気などと関係
参考文献
- NHS. Peyronie’s disease(2024年6月3日レビュー). https://www.nhs.uk/conditions/peyronies-disease/ (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。