EDと生活習慣:肥満・運動不足・喫煙はEDのリスクに。ED治療薬の前に見直したいこと
EDは、年齢だけでなく、肥満や運動不足、喫煙などの生活習慣とも関係しています。日本性機能学会と日本泌尿器科学会の「ED診療ガイドライン」も、これらをEDのリスク因子としてあげています。ED治療薬と一緒に考えたい、生活習慣の見直しをまとめました。

プレ男最近ちょっと元気がなくて…。薬を飲むしかないのかな。

メル美生活習慣も関係してるって聞いたことがあるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 「メンズメディカル」から、EDと生活習慣の話です。EDは、ED治療薬で治療できることが多い一方で、生活習慣とも深く関係しています。
ガイドラインがあげるリスク因子
- 日本性機能学会と日本泌尿器科学会の「ED診療ガイドライン(第3版、2018年)」では、肥満、運動不足、喫煙などが、EDのリスク因子としてあげられています
ガイドラインがあげる12のリスク因子
ED診療ガイドラインは、EDのリスク因子として、次の12をあげています。
- 加齢、糖尿病、肥満・運動不足、心血管疾患・高血圧、喫煙、テストステロン(男性ホルモン)の低下、慢性腎臓病・下部尿路症状、神経の病気、手術・けが、うつなどの心の要因、薬、睡眠時無呼吸症候群
このうち、自分で変えられるものとして、ガイドラインは「肥満・運動不足、喫煙」をあげ、「是正する努力が必要」としています。
数字で見ると
ガイドラインが紹介している、アメリカの男性約2万2千人を14年以上追いかけた研究では:
- BMI 30以上の人は、BMI 23以下の人にくらべて、EDになるリスクが約1.7倍
- たばこを吸う人は、吸わない人にくらべて、EDになるリスクが約1.5倍
- よく運動する人ほど、EDのリスクは低い傾向
なお、日本の人間ドックの研究では、肥満や喫煙とEDの関係ははっきりしなかったとも紹介されています。

プレ男タバコや運動不足も関係あるんだ…。
見直したいこと
- 禁煙
- 体を動かす:筋トレや有酸素運動、座りすぎを減らす(筋トレの始め方、座りっぱなしは体に悪い)
- 体重:BMIの見方はこちら
- 睡眠とお酒:睡眠の基本
EDは「体のサイン」のことも
- EDは、生活習慣病や血管の病気と関係していることがあります。気になるときは、医師に相談しましょう。勃起したときに曲がる・痛むときはペロニー病のこともあります
- EDと心臓・血管の病気の関係はEDは心臓からのサインかもの記事もどうぞ
- ED治療薬は、飲み合わせなどに注意が必要です。くわしくはED治療薬をご覧ください。インターネットで買ったED治療薬には偽物も多く出回っています
まとめ
- 肥満・運動不足・喫煙は、EDのリスク因子(ED診療ガイドライン)
- 禁煙・運動・体重・睡眠を見直す
- EDは体のサインのことも。医師に相談を
- ED治療薬は医療機関で処方を
参考文献
- 日本性機能学会. ED診療ガイドライン(第3版). https://www.jssm.info/guideline/3rd.html (閲覧日:2026年9月27日)
- Mindsガイドラインライブラリ. (旧版)ED診療ガイドライン[第3版]. https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00469/ (閲覧日:2026年9月27日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。