DIYの電動工具、軍手はNG?ドリルの刃が折れて顔に、丸ノコの「キックバック」で手首をけが。保護メガネ、本体をしっかり持つ、用途どおりの刃で。初めてなら講習会も【NITE】
電動ドリルや丸ノコでDIYを始める人もふえています。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、初めて使った電動ドリルの刃が折れて顔にあたった例、丸ノコから手を離したら「キックバック」で跳ね上がり、手首をけがした例、切断機に禁止された刃をつけて手首をけがした例がありました。取扱説明書にある保護メガネなどの保護具をつける、軍手のような繊維の手袋やだぶつく手袋はつけない、本体をしっかり持つ、用途とちがう刃をつけない、動いている工具に手を近づけないことが大切です。

プレ男DIYで棚をつくるんだ!電動ドリルと丸ノコを買ったよ。手をけがしないように、軍手もばっちり!

メル美電動工具では、軍手のような手袋はつけないでって、NITEが注意してるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は電動工具の安全な使い方です。NITE(製品評価技術基盤機構)の製品安全情報マガジン Vol.367「電動工具の事故」(2020年10月27日)をもとにまとめました。
ドリルの刃が折れて顔に
- 初めて電動ドリルを使っていたら、刃が3つに折れ、一部が顔にあたって切り傷
- 穴をあけているときに、ドリルに曲げる方向の力を加えたため、刃が折れたと考えられます。取扱説明書には「保護メガネ、保護マスクを使う」とありましたが、使っていませんでした
注意
- 取扱説明書にある保護具を必ずつける
- 軍手のように表面が繊維の手袋や、指先などにだぶつく部分が多い手袋は、動いている刃にふれると巻きこまれるおそれがあるので、つけない

プレ男軍手で守ってるつもりが、巻きこまれる原因になるのか…。
丸ノコの「キックバック」
- 電動丸ノコを使っている途中に手を離したため、キックバック(刃が材料にはさまって跳ね上がること)が起き、向かってきた丸ノコを手でよけようとして手首を切った
- 取扱説明書には「使用中は本体を確実に持つ」とありました
キックバックを防ぐには
- 工具をしっかり持って作業する
- 切るときは、刃を回してから、ゆっくり材料に押しつける
- 切れにくくなって刃の動きがにぶくなったら、スイッチを切ってから刃を抜く
- 自分の慣れぐあいや用途にあった工具を選ぶ。わからないことは販売店やメーカーに確かめる
- 初めて使う・買うときは、日本DIY協会やホームセンターなどの講習会で、正しい知識を得る
ちがう刃をつけて手首をけが
- 切断機に、本来のといしの刃ではなく、取扱説明書で禁止されているチップソーをつけて使い、惰性で回っている刃の下に手を入れて手首をけが
注意
- 用途とちがう使い方は絶対にしない。ちがう刃をつけると、工具や材料が跳ね上がったり、持っていられなくなったりします
- 動いている電動工具に手を近づけない。思いがけず巻きこまれるおそれがあります
国民生活センターの再現テスト(2025年)
国民生活センターの「電動工具の事故に注意!」(2025年4月23日)によると、医療機関から寄せられた事故情報では、手や腕の切り傷・切断が多く、材料を手で支えようとして刃に手を近づけたことや、キックバックが原因と考えられました。
- 再現テストでは、模擬した手指が刃にふれると一瞬で切断され、巻きこまれるようすが見られました
- 刃がはさまったり障害物にあたったりすると、進む方向とちがう向きに急に跳ね返るキックバックが起きました。キックバック軽減機能のある商品もありますが、完全には防げません
- 割れた刃や切りくずが高速で飛び、使う人やまわりの人がけがをするおそれもありました
保護具
- 袖口のしまった長袖・長ズボン、保護めがね(安全めがね)を必ずつける
- 丸のこやディスクグラインダなどは、手袋ごと巻きこまれるのを防ぐため、基本は素手で作業します。作業によって手袋をしたほうがよい場合もありますが、軍手はつけてはいけません
- チェーンソーなど振動や音の大きい作業では、防振手袋、イヤーマフ、ヘルメット、フェイスシールド、保護めがね、安全靴、下半身を守る防護衣を
見守り新鮮情報 第551号(2026年9月17日)では、庭でチェーンソーで植木を剪定中に右腕を切った、生垣の剪定で電動バリカンの刃が人さし指にあたって縫った、という例も紹介されています。
アドバイス
- 加工する材料はしっかり固定する(手で支えない)
- 先端工具は、とりかえたあとや使う前に点検と試運転を
- 万一にそなえ、家族などに声をかけてから作業を始める(見守り新鮮情報 第551号)
- キックバックで工具が跳ね返る方向に立たない
- 使う前に刃に異常がないか点検し、刃をとりかえたあとや使う前には試運転を

電動工具では、取扱説明書にある保護メガネなどをつけ、軍手のような繊維の手袋はつけないこと。本体をしっかり持ち、用途どおりの刃で使いましょう。
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プレ男軍手はやめて、保護メガネを買う。ホームセンターの講習会ものぞいてみよう。

メル美取扱説明書を読むところから、DIYは始まってるね。
瞬間接着剤のやけどの注意は、瞬間接着剤をティッシュでふいたら、やけど?へ。
刈払機(草刈機)の注意は、実家の草刈り、刈払機の小石は最大約54m飛ぶへ。
高い所の作業のはしご・脚立は、はしごは約75度で立てかけ、上で作業しないへ。
まとめ
- 保護メガネなど、取扱説明書の保護具をつける
- 軍手など繊維の手袋・だぶつく手袋は巻きこまれるおそれ
- 丸ノコはしっかり持つ。刃を回してから材料に。にぶくなったらスイッチを切ってから抜く
- 用途とちがう刃をつけない。動いている工具に手を近づけない
- 材料はしっかり固定、跳ね返る方向に立たない、使う前に試運転(国民生活センター)
- 初めてなら講習会も
- 庭の剪定でチェーンソーや電動バリカンのけがも。作業前に家族に声をかける
参考文献
- 製品評価技術基盤機構(NITE). 製品安全情報マガジン Vol.367「電動工具の事故」(2020年10月27日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2020fy/vol367_201027.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 国民生活センター. 電動工具の事故に注意!(2025年4月23日). https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20250423_1.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 国民生活センター. 見守り新鮮情報 第551号 電動工具使用中の事故に注意(2026年9月17日). https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen551.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。