予防2026年10月12日

日本のPrEPの研究(東京近郊のMSM):PrEPを続けた124人ではHIVの感染は0、使わなかった177人では11人(年3.5%)。性感染症は、くり返しかかる一部の人に集中

日本でのPrEP(HIVの曝露前予防)の研究について、国立感染症研究所の「病原微生物検出情報(IASR)」2023年10月号の「首都圏近郊におけるPrEPのエビデンスと疫学的影響」(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)をもとにまとめました。男性どうしで性行為をする人(MSM)を3か月ごとに検査する外来の研究で、毎日飲むPrEPを使った124人では2年以上のあいだHIVの新しい感染は0人、使わなかった177人では11人(年3.5%)でした。一方、性感染症(梅毒・クラミジア・淋菌)はPrEPを使う人で多い傾向があり、くり返しかかる一部の人に集中していました。定期的な検査で早く見つけて治療できることも、PrEPの利点とされています。

プレ男PrEPって海外の話が多いけど、日本でも効果は確かめられているの?

メル美東京の病院で、追いかけて調べた研究があるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、日本でのPrEP(HIVの曝露前予防)の研究の話です。国立感染症研究所の「病原微生物検出情報(IASR)」2023年10月号の「首都圏近郊におけるPrEPのエビデンスと疫学的影響」(国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター)をもとにまとめました。

PrEPを使った人では、HIVの感染は0

東京近郊の研究で、毎日飲むPrEPを使った124人では、2年以上のあいだHIVの新しい感染は0人でした。使わなかった177人では11人が感染しました。

性感染症は、くり返しかかる人に集中

プレ男PrEPはHIVを防げても、ほかの性感染症は防げない。だから定期的な検査とコンドームも大事なんだね。

PrEPの飲み方と日本での承認はPrEP(HIVの曝露前予防)とは?、男性同士の性の健康は男性同士のセックスと性の健康、性感染症を防ぐ薬の使い方はDoxy-PEP(ドキシペップ)とは?を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 水島大輔. 首都圏近郊におけるPrEPのエビデンスと疫学的影響(IASR Vol.44 p160-161: 2023年10月号). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol44/524/524r05.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。