プレイヤーと健康VITAL CHECK
CHECK 06 / IMMUNITY

山や畑のあとの発熱と発疹、「刺し口」があれば日本紅斑熱やつつが虫病かもどちらもダニが媒介するリケッチアの病気。抗菌薬で治療できるが、遅れると重症化。受診のときは野山に行ったことを伝えて

UPDATED
2026年10月5日
SOURCES
2 件
REVIEW
医師 監修

国立健康危機管理研究機構によると、日本紅斑熱はマダニが、つつが虫病はツツガムシの幼虫が媒介するリケッチア(細菌の一種)の感染症で、どちらも「発熱・発疹・刺し口」が主な症状です。日本紅斑熱は沖縄から東北南部で4〜11月に、つつが虫病は北海道を除く全国で春〜初夏と秋〜初冬に多く、つつが虫病は年間数百人が報告されています。どちらも抗菌薬で治療できますが、つつが虫病は治療が遅れると多臓器不全で亡くなることも。ワクチンはなく、刺されないことが予防の基本です。

目次
  1. どちらも「発熱・発疹・刺し口」
  2. 受診するときは「野山・畑に行ったこと」を伝える
  3. 予防:刺されないこと
  4. まとめ

メル美おじいちゃんが畑仕事のあと、高い熱が出て体にぶつぶつが出たんだって。足にかさぶたみたいなのもあるみたい。

プレ男マダニやダニにかまれた「刺し口」かも。SFTSのほかにも、ダニがうつす病気があるって読んだよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、ダニが媒介する「日本紅斑熱」と「つつが虫病」の話です。国立健康危機管理研究機構(JIHS)の感染症情報提供サイトの「日本紅斑熱」(2025年7月24日更新)と「つつが虫病」(2026年1月28日更新)をもとにまとめました。

どちらも「発熱・発疹・刺し口」

日本紅斑熱 つつが虫病
病原体 紅斑熱群リケッチア(Rickettsia japonica) つつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)
媒介 マダニ ツツガムシ(ダニの一種)の幼虫
多い時期・地域 沖縄〜東北南部、4〜11月 北海道を除く全国、春〜初夏と秋〜初冬
潜伏期間 2〜8日ほど 5〜14日ほど
主な症状 発熱・発疹・刺し口(ほとんどの例で) 高熱・刺し口・発疹(90%以上)、肝機能障害、だるさ、頭痛、リンパ節のはれ
治療 抗菌薬 抗菌薬
ワクチン 国内で承認されたものはない 国内で承認されたものはない

(国立健康危機管理研究機構「日本紅斑熱」「つつが虫病」より)

メル美抗菌薬で治るけど、遅れると命にかかわることもあるんだ…。

受診するときは「野山・畑に行ったこと」を伝える

日本紅斑熱やつつが虫病は、抗菌薬で治療できる病気ですが、治療が遅れると重くなることがあります。野山や畑に行ったあとに発熱や発疹が出たら、早めに受診しましょう。

予防:刺されないこと

プレ男おじいちゃんに、畑に行ったことを伝えて、すぐ病院に行くように言ってもらおう。

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト. 日本紅斑熱(更新日:2025年7月24日). https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/japanese-spotted-fever/index.html (閲覧日:2026年10月5日)
  2. 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト. つつが虫病(更新日:2026年1月28日). https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/tsutsugamushi-disease/index.html (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。