
プレ男週末は山でキャンプ!半袖・短パンで草むらを歩くのが気持ちいいんだよね。

メル美マダニに気をつけてって、ニュースで言ってたよ。亡くなる人もいる病気があるって…。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の話です。厚生労働省の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A」をもとにまとめました。
SFTSってどんな病気?
- マダニが媒介する、SFTSウイルスによる感染症です
- マダニに刺されてから6日〜2週間ほどで、発熱、だるさ、食欲不振・吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などが出ます。ときに頭痛、筋肉痛、意識障害やけいれん、リンパ節のはれ、出血(あざ・下血)なども
- 重症化して亡くなることもあります。国立健康危機管理研究機構の研究では、日本の致命率は27%です
- 患者の約90%は60歳以上で、亡くなった人の多くは50歳以上。高齢者は重くなりやすいと考えられています
患者は増えていて、全国で注意が必要
- 国内では2013年に初めて確認され、2020年までは毎年60〜100人ほどでしたが、2021年以降は毎年100人を超え、2025年は過去最多の183人(2025年11月2日時点)が報告されています
- これまでは西日本を中心に報告されていましたが、2025年には関東や北海道で感染した例も報告され、全国的に感染リスクがあると考えられています
- マダニは、家の中にいるダニ(コナダニ・ヒョウヒダニなど)とは種類がちがいます。すべてのマダニがウイルスを持っているわけではありません

プレ男致命率27%!関東でも感染してるんだ。
予防:マダニに刺されない服装で
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マダニの活動が盛んな春から秋は、とくに刺される危険が高まります
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草むらや藪など、マダニが多い場所に入るときは、
- 長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる。または登山用のスパッツ)
- 足を完全に覆う靴(サンダルは避ける)、帽子、手袋、首にタオル
- マダニを見つけやすい明るい色の服
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DEET(ディート)やイカリジンをふくむ虫よけ剤の中には、服の上から使うタイプがあり、補助的な効果があるといわれています
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屋外で活動したあとは入浴して、マダニに刺されていないか確かめましょう。とくに首、耳、わきの下、足の付け根、手首、ひざの裏がポイントです
マダニに刺されたら
- マダニは、皮膚にしっかり口を差しこみ、数日〜10日以上も血を吸い続けますが、刺されたことに気づかないことも多いとされています
- 吸血中のマダニを無理に引き抜かないでください。マダニの一部が皮膚に残って化膿したり、マダニの体液が逆流して病原体が入りやすくなったりするおそれがあります。医療機関(皮膚科など)で取ってもらいましょう
- 刺されてから数週間ほどは体調の変化に注意し、発熱などが出たらすぐに受診し、マダニに刺されたことを医師に伝えましょう
- 治療は症状をやわらげる治療が中心ですが、国内では2024年6月に抗ウイルス薬(ファビピラビル)が承認され、病状の進行が予期される場合に使うことも検討されます

マダニに刺されていても、無理に引き抜かずに皮膚科などで取ってもらいましょう。刺されてから数週間は体調に注意して、熱が出たら、マダニに刺されたことを伝えて受診してください。
ペットのネコ・イヌからも
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SFTSウイルスに感染したネコやイヌとの接触で人が感染したと考えられる例や、ネコにかまれて感染した例も報告されています
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ペットが体調不良のときは、マスク・手袋をして、かまれたりなめられたりしないよう注意し、動物病院で診てもらいましょう
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口移しでエサを与える、いっしょの布団で寝るなどの過剰なふれあいは控え、動物にさわったら必ず手を洗いましょう
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ペットにマダニ駆除剤を使い、散歩のあとは体をチェック。食いこんでいるマダニは無理に取らず、獣医師に
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マダニは、SFTSのほかにも日本紅斑熱やライム病などを媒介します。北海道ではダニ媒介脳炎の患者も報告されています
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キャンプでの別の危険はキャンプ・災害時の一酸化炭素中毒、土いじりのけがは破傷風の記事もどうぞ

メル美山では長袖・長ズボンで、裾は靴下の中にね。帰ったらお互いにチェックしよう。
まとめ
- SFTSはマダニが媒介するウイルスの感染症。発熱・だるさ・消化器症状。致命率27%、患者の約90%は60歳以上
- 2025年は過去最多の183人。関東・北海道でも感染。全国で注意
- 春〜秋、草むらや藪では長袖・長ズボン・裾を入れる・肌を出さない。DEET・イカリジンの虫よけも補助に
- 刺されたら無理に引き抜かず医療機関へ。数週間は体調に注意
- 体調の悪いネコ・イヌからの感染にも注意
参考文献
- 厚生労働省. 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A. https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。