
プレ男ニュースで「性犯罪が増えている」って見たけど、本当に増えてるの?

メル美法律が変わって、相談しやすくなったことも関係あるみたい。警察庁の数字を見てみよう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、数字で見る性犯罪です。警察庁の「令和7年の犯罪情勢」(2026年2月)をもとにまとめました。
警察が認知した件数の推移
「認知件数」は、警察が犯罪の発生を把握した件数です。
| 年 | 不同意性交等 | 不同意わいせつ |
|---|---|---|
| 2016年 | 989件 | 6,188件 |
| 2019年 | 1,405件 | 4,900件 |
| 2022年 | 1,655件 | 4,708件 |
| 2023年 | 2,711件 | 6,096件 |
| 2024年 | 3,936件 | 6,992件 |
| 2025年 | 4,177件 | 7,193件 |
(2023年の法改正の前は、強制性交等・強制わいせつなどとして数えられていたものをふくみます)
- 不同意性交等は、2019年とくらべて2,772件(197.3%)増加。およそ3倍です
- 不同意わいせつは、2019年とくらべて2,293件(46.8%)増加
- 盗撮などを処罰する性的姿態撮影等処罰法違反は、2025年に9,962件(前年から1,526件、18.1%増加)。2023年に法律ができてから数えはじめました

プレ男不同意性交等は、6年でおよそ3倍…!
なぜ増えたのか
警察庁は、次のことが相まって、認知件数が増えたと推測しています。
- 2023年に施行された改正刑法(不同意性交等罪・不同意わいせつ罪など)と、性的姿態撮影等処罰法(撮影罪)で、性犯罪に対処する法律が整ったこと
- 政府として、被害を申告・相談しやすい環境の整備を強く進めてきたこと
つまり、これまで表に出にくかった被害が、警察に届くようになった面もあると考えられています。

2025年の不同意性交等の認知件数は4,177件で、2019年のおよそ3倍でした。法律が整い、被害を相談しやすい環境づくりが進んだことも、増えた理由と考えられています。
ここから学べること
- 「同意がない性行為」は、はっきり犯罪として扱われる時代です。酔っている、断れない立場、驚いて動けない——こうした状態での性行為も、不同意性交等にあたることがあります(不同意性交等罪)
- 盗撮は、撮影罪として重く処罰されます(撮影罪)
- 18歳未満の人との関係は、条例や刑法の問題になります(判例で学ぶ淫行条例)
- 同意は、言葉で確かめる。迷ったら、しない(同意の確かめ方)
被害にあったら
- あなたは悪くありません。ひとりで抱え込まずに相談してください
- 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター:全国共通番号 #8891(はやくワンストップ)

メル美数字が増えたのは、声をあげられる人が増えたからでもあるんだね。
まとめ
- 2025年の不同意性交等4,177件(2019年のおよそ3倍)、不同意わいせつ7,193件、盗撮など9,962件
- 背景には、2023年の法改正と、相談しやすい環境づくり
- 同意は言葉で確かめる。盗撮は撮影罪。18歳未満との関係に注意
- 被害にあったら #8891
参考文献
- 警察庁長官官房. 令和7年の犯罪情勢(令和8年2月). https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r7_hanzaijyousei__.pdf (閲覧日:2026年9月30日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。