大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

森鴎外『心中』雪の夜、料理屋「川桝」の女中部屋。夜中に起きた二人の女中が、暗い廊下の先で聞いた「ひゅうひゅう」という音。空いていたのは、婿をきらって田舎から出てきた17歳のお蝶の寝床だった——古株の女中お金が、どの客にも一度は話す話

No.1932026年10月22日

森鴎外の短編『心中』(1911年8月『中央公論』初出)。語り手の「僕」が、料理屋の古株の女中・お金から二度聞かせてもらった話です。暮れの雪の夜、女中たちが並んで寝る二階で、夜中に目をさましたお金は、新入りの女中お蝶の寝床が空いていることに気づきます。お蝶は、下野の結城の機屋の一人娘。親のすすめる婿をきらい、寺をおわれた書生・佐野を追って東京に出てきたのでした。便所へ向かったお松とお花は、暗い廊下で「ひゅうひゅう」という音を聞き、四畳半の障子をあけます。青空文庫の本文で紹介します。

目次
  1. 二度聞かせてもらった話
  2. 雪の夜の女中部屋
  3. 空いている寝床
  4. 「ひゅうひゅう」という音
  5. 四畳半の中
  6. 結び
  7. まとめ
  8. つらい気持ちのときは

プレ男森鴎外にも『心中』っていう題の小説があるんだ。

メル美うん。料理屋の女中さんが客に語る、雪の夜の話なんだって。こわい話みたいに進むの。

今回は、森鴎外の短編『心中』です。青空文庫の本文(底本:『森鴎外集 新潮日本文学1』新潮社)で読みました。初出は『中央公論』1911年(明治44年)8月です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、若い二人の死(題のとおりの心中)がえがかれています。この記事では、その場面をくわしくは書きません。

二度聞かせてもらった話

雪の夜の女中部屋

空いている寝床

メル美いつも笑顔で、何もかもわかったうえでがまんしている子だったんだね…。

「ひゅうひゅう」という音

四畳半の中

結び

『心中』では、二人の死の理由は、最後に置かれた遺書の「おおよその筋」として語られるだけです。それまでの話は、古株の女中お金が、雪の夜の廊下の音から、客に語りきかせる形で進んでいきます。

まとめ

つらい気持ちのときは


参考文献

  1. 森鴎外. 心中(底本:『森鴎外集 新潮日本文学1』新潮社、1971年。初出:『中央公論』1911年8月). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card690.html (閲覧日:2026年10月22日)
  2. 厚生労働省. まもろうよ こころ. https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。