大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

森鷗外『雁(がん)』無縁坂の窓から、毎日通る学生に会釈する女・お玉。やっと声をかけようと決めたその日、下宿の夕食に出た「鯖の味噌煮」のせいで、二人は永遠に会えなくなった

No.0502026年10月5日

森鷗外の小説『雁(がん)』(1911〜1913年「スバル」連載、1915年刊)。明治13年、東京大学の学生・岡田は、毎日の散歩で通る本郷の無縁坂で、窓から顔を見せる美しい女お玉と会釈をかわすようになります。高利貸しの末造にかこわれて暮らすお玉は、ある日ついに岡田に声をかけようと心を決めます。ところがその夕方、語り手の「僕」が下宿の鯖の味噌煮をきらったことから、思いがけない出来事が重なっていきます。青空文庫の原文から紹介します。

目次
  1. 作品について
  2. 岡田と、窓の女
  3. お玉と末造
  4. 「きょうこそ」と決めた日
  5. 不忍池の雁
  6. 坂の中ほどの女
  7. 「一本の釘から大事件が」
  8. まとめ

メル美森鷗外の『雁(がん)』って、東大の近くの「無縁坂」が舞台なんだって。

プレ男『舞姫』の鷗外だよね。こんどはどんな恋の話?

今回は、森鷗外の小説『雁』です。青空文庫の原文(底本:新潮文庫『雁』)で読みました。

作品について

作品 『雁』
作者 森鷗外
発表 「スバル」に1911年(明治44年)9月から1913年(大正2年)5月まで連載。最後の3章(弐拾弐〜弐拾肆)は、1915年(大正4年)5月、籾山書店の単行本で
時代 明治13年の出来事、と語り手が書いている
語り手 「僕」。東京大学の鉄門の向かいの下宿「上条」で、主人公と壁ひとつへだてて住んでいた学生
舞台 本郷の無縁坂、上野の不忍池

岡田と、窓の女

プレ男言葉はかわさないのに、会釈だけでドキドキする感じ…!

お玉と末造

「きょうこそ」と決めた日

不忍池の雁

坂の中ほどの女

「一本の釘から大事件が」

メル美鯖の味噌煮ひとつで、運命がかわっちゃうなんて…。せつない!

森鷗外の『雁』は、「スバル」に1911年から連載されました。語り手は、下宿の夕食に出た鯖の味噌煮のせいで、岡田とお玉は永遠に会えなくなった、と書いています。

まとめ


参考文献

  1. 森鴎外. 雁(初出:「スバル」1911年9月〜1913年5月。弐拾弐〜弐拾肆は籾山書店『雁』1915年5月。底本:雁、新潮文庫). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card45224.html (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。