
メル美出産育児一時金が50万円って聞いたけど、東京だとそれで足りるのかな…。

プレ男国が都道府県ごとの平均を出してるみたい。見てみよう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、出産費用です。厚生労働省「医療保険制度における出産に対する支援の強化について」(2025年10月23日 社会保障審議会医療保険部会 資料1)をもとにまとめました。数字は、出産育児一時金の直接支払制度の請求データ(2024年度)から厚生労働省が算出したものです。
「出産費用」とは
- この資料の「出産費用」は、正常分娩で、妊婦の合計負担額から「室料差額(個室代など)」「産科医療補償制度の掛金」「その他」をのぞいた費用です
- 2024年度は、正常分娩が384,613件(53.2%)、異常分娩(分娩に関連して保険診療が行われたもの)が338,515件(46.8%)でした
東京都は全国でいちばん高い
| 正常分娩の平均出産費用(2024年度) | |
|---|---|
| 東京都 | 648,309円(全国で最も高い) |
| 神奈川県 | 586,664円 |
| 全国平均 | 519,805円 |
| 熊本県 | 404,411円(全国で最も低い) |
- 全国平均は年々上がっていて、全施設の平均は2012年度の41.7万円から、2024年度は52.0万円になりました(施設の種類別では、公的病院48.4万円、私的病院53.7万円、診療所52.6万円)
- 東京都は施設ごとの差も大きく、資料のグラフでは100万円をこえる施設もあります

プレ男東京は全国平均より13万円近く高いんだ。
出産育児一時金で足りる?
- 出産育児一時金は原則50万円です(参考:出産育児一時金)
- 2024年度の全国のデータでは、出産費用が一時金(産科医療補償制度の掛金をのぞく)を超えたのは61%、個室代などをふくむ妊婦の合計負担額では83%が一時金を超えていました
- 2025年3月請求分では、平均の妊婦合計負担額599,342円に対し、一時金の平均支給額は500,297円で、差は平均99,045円でした
これからどうなる?
-
国の検討会は、2026年度をめどに、標準的な出産費用の自己負担の無償化に向けた具体的な制度設計を進めるとまとめました。社会保障審議会の医療保険部会で検討が続いています
-
東京都で無痛分娩を選ぶときは、都の費用の助成もあります(参考:東京都の無痛分娩費用の助成)
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いつから、どんな形で始まるかは、厚生労働省の発表を確かめてください
施設ごとの費用は「出産なび」で
- 厚生労働省のサイト「出産なび」(https://www.mhlw.go.jp/stf/birth-navi/ )では、全国の出産施設ごとに、出産費用の平均額、平均入院日数、無痛分娩や産後ケアの有無などを調べられます。2024年12月6日時点で2,112施設が載っています

メル美出産なびで、近くの病院の費用を比べてみる!
- 妊娠中の健診の費用は妊婦健診の公費負担の記事もどうぞ
まとめ
- 2024年度の正常分娩の平均出産費用は全国519,805円、東京都648,309円で全国最高
- 全国では、出産費用が一時金を超えたのは61%、個室代などをふくむ負担では83%
- 国は2026年度をめどに、標準的な出産費用の自己負担の無償化を検討中
- 施設ごとの費用は「出産なび」で
参考文献
- 厚生労働省 保険局. 医療保険制度における出産に対する支援の強化について(2025年10月23日 第201回社会保障審議会医療保険部会 資料1). https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001584788.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
- 厚生労働省. 出産なび. https://www.mhlw.go.jp/stf/birth-navi/ (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。