幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.130

岡本綺堂「西瓜」風呂敷をあけると、西瓜が女の生首に——そしてまた西瓜に。旧家の土蔵から出てきた200年前の写本の怪事を、友人は「群衆妄覚」と笑いとばした。西瓜を食うと祟られるという、その家の言い伝えも

岡本綺堂の短編「西瓜」(初出は『文学時代』1932年2月)。夏休み、静岡の友人・倉沢の家に逗留した学生のM君は、土蔵から出てきた古い写本に「稲城家の怪事」という記事を見つけます。享保のころ、本所の中間がかかえた西瓜が、辻番所でも主人の家でも女の生首に見えた。倉沢はそれを「群衆妄覚」で説明してみせますが、倉沢の家にも、西瓜を食わないという言い伝えがありました。青空文庫の本文で、あらすじと読みどころを紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. 土蔵から出てきた写本
  2. 「これは西瓜でござります」
  3. 西瓜の中から出てきたもの
  4. 「群衆妄覚」
  5. 西瓜畑の言い伝え
  6. 茶畑に立つ、白い服の人
  7. 29日の午前11時
  8. まとめ

メル美夏の果物の西瓜が、怪談になるんだって。

プレ男西瓜って、丸くて、割ると赤くて…。あ、ちょっと想像しちゃった。

今回は、岡本綺堂の短編「西瓜」(すいか)です。青空文庫の本文(底本:原書房『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』)で読みました。初出は『文学時代』1932年(昭和7年)2月です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、人の生首、人が殴り殺される言い伝え、若い人が病気で亡くなる話が出てきます。

土蔵から出てきた写本

「これは西瓜でござります」

西瓜の中から出てきたもの

プレ男蛙の足に、女の人の長い髪の毛がからんでる…。こわい!

「群衆妄覚」

西瓜畑の言い伝え

茶畑に立つ、白い服の人

29日の午前11時

倉沢の病気は、作中では「直腸カタル」と診断され、のちに「赤痢のような症状」になったと語られます。同じ店で西瓜を食べたほかの人はみな無事だった、とも書かれています。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 西瓜(底本:『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』原書房). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card43575.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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