
プレ男健康保険組合から「特定保健指導のご案内」っていう封筒が来た。めんどうだし、無視してもいいかな…。

メル美それって何をするの?お金はかかるのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、特定保健指導の話です。厚生労働省のe-ヘルスネット「特定保健指導の実際」(2024年12月更新)、「メタボリックシンドローム改善のための基本戦略」(2025年1月更新)、「健診と検診」(2026年5月更新)をもとにまとめました。
特定保健指導とは
- 特定健診の結果にもとづき、主にメタボリックシンドロームの予防や解消を目的に行われる健康支援です
- 判定によって、次の3つに分けられます
| 区分 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 積極的支援 | メタボリックシンドロームの人 | 自分の健康状態と生活習慣との関係を理解し、医師・保健師・管理栄養士らと計画を立てて、3か月にわたる指導・支援 |
| 動機付け支援 | その予備群の人 | 生活改善を実行する動機づけのための指導が原則1回 |
| 情報提供 | それ以外の人 | 健康を保つための生活習慣の情報 |
(厚生労働省 e-ヘルスネット「特定保健指導の実際」より)
- 65歳以上の人は、生活の質の低下を防ぐことに配慮して、動機付け支援になります
- 特定保健指導の基準は、学会のメタボの基準とは少しちがっています
- 最近は、メタボにあてはまらなくても、高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙などのリスクがある人への支援も多くなっています

プレ男ぼくの封筒は「積極的支援」って書いてある。3か月、専門家がいっしょに計画を立ててくれるんだ。
ほとんどの場合は無料
- 特定保健指導はほとんどの場合無料です
- e-ヘルスネットは、対象になったら「生活習慣を切りかえるチャンス」としています
- メタボの解消の基本は、食べすぎと運動不足の解消ですが、自分の力だけでは改善が難しい生活習慣でもあります。効果的な方法を自分だけで身につけるのは難しいので、保険者(市町村国保や健保組合など)の特定保健指導に参加することがすすめられています

特定保健指導は、ほとんどの場合無料です。メタボやその予備群と判定されたら、専門家といっしょに生活習慣を切りかえるチャンスにしましょう。
「健診」と「検診」のちがい
| 健診 | 検診 | |
|---|---|---|
| 例 | 特定健診 | がん検診、結核検診 |
| 目的 | 病気を見つけるだけでなく、値の変化を見て、行動を変えることも | 特定の病気を見つけて治療につなげる |
| 異常があったら | 軽い異常なら、生活習慣を変えることで改善することも(特定保健指導などが支援) | 行動を変えるだけで解決することは少なく、必ず精密検査を |
(厚生労働省 e-ヘルスネット「健診と検診」より)
- 健診も検診も、見つかる異常のほとんどは症状がありません。症状がないから・元気だから受けないのではなく、症状がなく元気な人こそ受ける必要があります
- 症状があるときは、健診を待たずに、まず医療機関を受診しましょう
- メタボと3%減量はメタボの基準と3%減量、健診の血圧は健診の血圧の判定、がん検診はがん検診の受け方の記事もどうぞ

メル美無料で3か月サポートしてもらえるなら、受けてみようよ。
まとめ
- 特定保健指導は、特定健診の結果にもとづくメタボ予防・解消の支援
- メタボは3か月の積極的支援、予備群は原則1回の動機付け支援
- ほとんどの場合無料。生活を切りかえるチャンス
- 健診は値の変化を見て行動を変える、検診は異常があれば必ず精密検査
- 症状がない元気な人こそ受ける
参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. 特定保健指導の実際(最終更新日:2024年12月3日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-04-002.html (閲覧日:2026年10月12日)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. メタボリックシンドローム改善のための基本戦略(最終更新日:2025年1月30日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-03-001.html (閲覧日:2026年10月12日)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. 健診と検診(最終更新日:2026年5月15日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-04-006.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。