
プレ男健診の血圧が「145/92」だった。まだ若いし、ちょっと高いくらいなら放っておいていいよね?

メル美いくつからが「病院に行ったほうがいい」なのか、はっきり知りたいね。
こんにちは、Dr. Taro です。 健診シリーズの続きで、今回は健診の血圧の判定の話です。厚生労働省の「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」の「血圧高値に関するフィードバック文例集」をもとにまとめました。文例集は、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019」にもとづいています。
健診の血圧の判定と対応
| 健診の血圧(mmHg) | 脳卒中・心臓病のかかりやすさ(※) | 対応 |
|---|---|---|
| 160以上、または下が100以上 | 約5倍 | すぐに医療機関を受診 |
| 140〜159、または下が90〜99 | 約3倍 | 生活習慣を改善し、おおむね1か月後に再検査。下の「すぐ受診」の条件があれば、すぐ受診 |
| 130〜139、または下が85〜89 | 約1.5〜2倍 | 生活習慣の改善(太っている人は特定保健指導の活用も) |
| 130未満、かつ下が85未満 | — | これからも健診を |
(※望ましい血圧〔上120未満かつ下80未満〕の人と比べて。厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」より)
- 上120未満かつ下80未満が、望ましい血圧(正常血圧)です

プレ男145/92だと、脳卒中や心臓病に約3倍かかりやすいレベルなんだ…。放っておいちゃだめだね。
140/90以上で「すぐ受診」になる人
上が140〜159、または下が90〜99でも、次のどれかがある人は、血圧以外でも脳卒中や心筋梗塞を起こしやすい状態の可能性があるため、すぐにかかりつけの医療機関を受診するよう書かれています。
-
脳や心臓の血管の病気(脳卒中・心筋梗塞など)になったことがある
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心房細動がある(健診の心電図)
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慢性腎臓病がある(健診の尿たんぱくとeGFR)
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糖尿病がある
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危険因子が3つ以上ある:65歳以上、男性、喫煙、脂質異常症(HDLコレステロール40mg/dL未満、LDLコレステロール140mg/dL以上、中性脂肪150mg/dL以上のどれか)、肥満(BMI 25以上)
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130〜139/85〜89でも、これらがあれば薬が必要になることがあるので、医療機関で相談しましょう

健診で上の血圧が160以上か下が100以上なら、すぐに受診しましょう。140/90以上でも、糖尿病や腎臓の病気などがある人は、すぐに受診が必要です。
血圧を下げる生活
文例集が挙げている生活習慣の改善は、次のとおりです。
- 減量(太っている人、以前より体重が増えた人)
- 適度な運動(運動で血圧は下がる?)
- お酒を減らす(お酒を減らすと血圧は下がる?)
- 減塩(高血圧と塩分)
- 野菜を多く、果物も適度に
家庭の血圧も記録して
- 高血圧治療ガイドラインは、健診の血圧に加えて、家庭で測った血圧も参考にすることをすすめています
- 文例集では、受診するときに「家庭用の血圧計を持っている人は、起きたあとと寝る前に1週間ほど測って、その記録を持っていく」と、診療に役立つとしています
- すでに高血圧の薬を飲んでいる人は、健診の血圧が正常でも、医療機関で相談のうえ治療を続けることがすすめられています

メル美まずは1週間、朝と夜に家で測って、記録を持って病院に行ってみよう。
まとめ
- 160/100以上はすぐ受診(脳卒中・心臓病に約5倍かかりやすい)
- 140/90以上は生活を見直して1か月後に再検査。心臓・腎臓の病気、糖尿病、危険因子3つ以上ならすぐ受診
- 130/85以上でも約1.5〜2倍。生活習慣の改善を
- 減量・運動・減酒・減塩・野菜と果物
- 受診には家庭血圧の記録(朝・寝る前に1週間)を
参考文献
- 厚生労働省. 標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版).「血圧高値に関するフィードバック文例集」. https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001231390.pdf (閲覧日:2026年10月5日)
- 日本高血圧学会. 高血圧管理・治療ガイドライン2025(2025年8月29日発行). https://www.jpnsh.jp/guideline.html (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。