プレイヤーと健康VITAL CHECK
CHECK 06 / IMMUNITY

ニラだと思ったらスイセン、ギョウジャニンニクだと思ったらイヌサフラン有毒植物の食中毒は過去10年で218件・17人死亡。患者の多くは高齢者。食用と確実にわからない植物は採らない・食べない

UPDATED
2026年10月4日
SOURCES
2 件
REVIEW
医師 監修

厚生労働省によると、有毒植物を食用と間違えて食べる食中毒は、春先から初夏に多く、2016〜2025年の10年間で218件・患者688人・死者17人。件数がいちばん多いのはニラやノビルと間違えるスイセン(74件)、死者がいちばん多いのはギョウジャニンニクやギボウシと間違えるイヌサフラン(13人)です。2026年も4月だけでイヌサフランやトリカブトによる死亡(疑いを含む)が報告されています。患者の多くは高齢者で、もらった「ニラ」がスイセンだった例も。予防のポイントをまとめました。

目次
  1. 春先から初夏に多く、患者の多くは高齢者
  2. 間違えやすい有毒植物(過去10年:2016〜2025年)
  3. 予防:「採らない、食べない、売らない、人にあげない」
  4. まとめ

メル美おばあちゃんが庭で育てた「ニラ」を送ってくれたの。春は山菜採りにも行くんだって。

プレ男ニラとスイセンの葉っぱを間違えて、食中毒になったってニュースを見たことあるよ…。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、有毒植物による食中毒の話です。厚生労働省の「有毒植物による食中毒に注意しましょう」と、事務連絡「有毒植物の誤食による食中毒防止の徹底について」(2026年3月27日)をもとにまとめました。親や祖父母に伝えてほしい内容です。

春先から初夏に多く、患者の多くは高齢者

死亡(疑いを含む)の例

メル美2026年は4月だけで、何人も亡くなっているんだ…。

間違えやすい有毒植物(過去10年:2016〜2025年)

有毒植物 間違えやすい植物の例 件数 患者 死者
スイセン ニラ、ノビル、タマネギ 74 227 1
バイケイソウ オオバギボウシ、ギョウジャニンニク 22 35 0
イヌサフラン ギボウシ、ギョウジャニンニク、ジャガイモ、タマネギ 22 30 13
クワズイモ サトイモ 18 50 0
ユウガオ ヒョウタン 12 27 0
トリカブト ニリンソウ、モミジガサ 11 18 1
チョウセンアサガオ ゴボウ、オクラ、モロヘイヤ、アシタバ、ゴマ 6 18 0
グロリオサ ヤマノイモ 6 8 2
合計(ほかの植物・不明もふくむ) 218 688 17

(厚生労働省「有毒植物による食中毒に注意しましょう」の表から一部を抜粋。間違えやすい植物の例は「自然毒のリスクプロファイル」より)

2025年の例(厚生労働省の事務連絡より)

プレ男親戚から「ニラ」としてもらったものがスイセン…。善意でも起きちゃうんだね。

予防:「採らない、食べない、売らない、人にあげない」

有毒植物による食中毒は、患者の多くが高齢者です。食用と確実にわからない植物は採らない、食べない、売らない、人にあげない。親や祖父母にも伝えてあげましょう。

メル美おばあちゃんに電話して、庭にスイセンが植わっていないか聞いてみる。

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省. 有毒植物による食中毒に注意しましょう. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html (閲覧日:2026年10月4日)
  2. 厚生労働省健康・生活衛生局食品監視安全課. 有毒植物の誤食による食中毒防止の徹底について(事務連絡、令和8年3月27日). https://www.mhlw.go.jp/content/001681274.pdf (閲覧日:2026年10月4日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。