幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.094

岡本綺堂「月の夜がたり」貸家の三畳に、横向きに坐る婆さん。二十六夜待ちの人ごみの、行く先々にその婆さんが立っている(二十六夜)。八月十五夜の明月の晩にだけ、梯子の下にぼんやり立つ人の姿(十五夜)——月の夜の三つの怪談

岡本綺堂の怪談「月の夜がたり」(初出は1924年10月の「写真報知」)。E君が、七月の二十六夜、八月の十五夜、九月の十三夜にまつわる怪談を、月の順に語ります。第一話は明治の初め、前座の落語家が見つけた下谷御徒町の貸家。奥の三畳に婆さんが坐っているのに、何度呼んでも振り向かない。近所のおかみさんは顔色を変えて「また出ましたか」。その夜、二十六夜待ちに出かけた落語家は、湯島天神、九段坂、愛宕山、高輪と、行く先々の人ごみに、あの婆さんの姿を見ます。第二話は、年に一度、旧暦八月十五夜の明月の晩にだけ、煙草屋の梯子の下にあらわれる人影の話です。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 第一話 二十六夜:貸家の婆さん
  2. 二十六夜待ちの人ごみで
  3. 婆さんの正体は
  4. 第二話 十五夜:梯子の下の人影
  5. まとめ

メル美月見の夜にまつわる怪談が、三つも入ってる作品なんだって。

プレ男十五夜は知ってるけど、「二十六夜」って何?

今回は、岡本綺堂の怪談「月の夜がたり」(つきのよがたり)です。青空文庫の本文で読みました。初出は1924年(大正13年)10月の「写真報知」です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

語り手のE君は、「七月の二十六夜、八月の十五夜、九月の十三夜について、皆一つずつの怪談を知っている」と、月の順に話していきます。この記事では、第一話と第二話を紹介します。第三話は、旗本屋敷の古い稲荷にまつわる話で、心中をふくむ悲しい結末なので、ここではくわしくふれません。

第一話 二十六夜:貸家の婆さん

プレ男「また出ましたか」って、前にも出てたってこと!?

二十六夜待ちの人ごみで

婆さんの正体は

メル美お盆の迎え火の夜に入っていった婆さん…。だれのところに帰るつもりだったんだろう。

第二話 十五夜:梯子の下の人影

岡本綺堂の「月の夜がたり」第二話で、旧暦八月十五夜の明月の晩にだけ梯子の下にあらわれる人影の下から見つかったのは、人ではなく五つの獣の頭でした。なぜそこに埋められていたのかは、最後までわかりません。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 月の夜がたり. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card45488.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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