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Urban LegendsNo.134

都市伝説にマジレスツタンカーメンの「ファラオの呪い」は本当?墓の開封に立ち会った25人の亡くなった年齢は平均70歳、立ち会わなかった人は75歳で、差はなし。医学雑誌BMJの調査

1922年に見つかったツタンカーメンの墓。発掘の出資者カーナヴォン卿が1923年に亡くなると、「ファラオ(ミイラ)の呪い」として世界中の新聞をにぎわせました。2002年、医学雑誌BMJに、発掘者ハワード・カーターの記録から、墓の封印が解かれた場にいた西洋人25人と、いなかった人を比べた研究が載りました。亡くなった年齢も、その後に生きた年数も、統計的な差はありませんでした。

2026年10月22日

目次
  1. 呪いのうわさは、こうして生まれた
  2. 当時から「呪いはない」と言う人もいた
  3. 研究の方法:「呪いにさらされた人」と「さらされなかった人」を比べる
  4. 結果:差はなかった
  5. 研究の限界も、きちんと書かれている
  6. では、呪いの話はどこから?
  7. まとめ

プレ男ツタンカーメンの墓をあけた人たちが、次々に亡くなったんでしょ?「ファラオの呪い」ってこわすぎる…。

メル美でも「次々に」って、本当にふつうより早く亡くなってたのかな?比べてみないとわからないよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 「都市伝説にマジレス」、今回はツタンカーメンの「ファラオ(ミイラ)の呪い」です。医学雑誌『BMJ』(英国医師会雑誌)に2002年に載った、オーストラリア・モナシュ大学の研究者による論文をもとにまとめました。

呪いのうわさは、こうして生まれた

論文によると、

メル美犬まで…。新聞がどんどん話を大きくしていったんだね。

当時から「呪いはない」と言う人もいた

研究の方法:「呪いにさらされた人」と「さらされなかった人」を比べる

論文の著者は、呪いを「その場にいた人の体に影響するもの」と仮定して、疫学の方法(コホート研究)で確かめました。

結果:差はなかった

さらされた人(25人) さらされなかった人(11人)
亡くなった年齢(平均) 70.0歳 75.0歳
その後に生きた年数(平均) 20.8年 28.9年
差の検定 年齢 P=0.87、年数 P=0.95(どちらも差なし)

※さらされなかった19人のうち、亡くなった日がわかったのは11人(58%)

プレ男立ち会った人たち、平均で70歳まで生きてたのか!「次々に亡くなった」っていうイメージと全然ちがう…。

研究の限界も、きちんと書かれている

こうした弱点も正直に書いたうえで、著者は「呪いの証拠は見つからなかった」と結論しています。

墓の開封に立ち会った25人の亡くなった年齢は平均70歳、立ち会わなかった人は75歳で、統計的な差はありませんでした。呪いを裏づける証拠は見つかっていません。

では、呪いの話はどこから?

まとめ


参考文献

  1. Nelson MR. The mummy’s curse: historical cohort study. BMJ. 2002;325(7378):1482-1484. doi:10.1136/bmj.325.7378.1482. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC139048/ (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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