幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.098

『雨月物語』の「貧福論」金をためるのが何より好きな武士・岡左内の枕もとに、夜ふけ、小さな老人があらわれた。「私は、ふだんあなたが大事になさる黄金の精霊です」——お金と幸せをめぐる一夜の問答。上田秋成

上田秋成『雨月物語』巻之五の最後の一編「貧福論」(ひんぷくろん)。蒲生氏郷の家臣・岡左内は、倹約を家訓にし、部屋に金貨をならべてながめるのを何よりの楽しみにする武士。金貨をひそかに持っていた下男をほめて十両をあたえたその夜、枕もとに小さな老人があらわれ、「黄金の精霊」だと名のります。富むことは卑しいことなのか。善い人が貧しく、心のねじけた人が富むのはなぜか。前世の因果か。そして、この先天下はだれのものになるのか——。青空文庫の鵜月洋による現代語訳で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 金貨をながめる武士
  2. 下男への十両
  3. 枕もとの小さな老人
  4. 富むことは卑しいのか
  5. 善い人が貧しいのはなぜ?
  6. 天下はだれのものに
  7. 夜明け
  8. まとめ

プレ男『雨月物語』の最後の話は、お金の精霊が出てくるんだって!

メル美「貧福論」だね。こわい話というより、お金について一晩語りあう話みたい。

今回は、上田秋成の『雨月物語』巻之五の最後の一編「貧福論」(ひんぷくろん)です。青空文庫の「現代語訳 雨月物語」(上田秋成著、鵜月洋訳。底本:角川文庫『改訂 雨月物語 現代語訳付き』)で読みました。本文中の「」の言葉は、この現代語訳からの引用です。

金貨をながめる武士

下男への十両

枕もとの小さな老人

プレ男お金を大事にしていたら、お金の精霊がお礼を言いにきた!

富むことは卑しいのか

善い人が貧しいのはなぜ?

メル美お金の精霊なのに、お金のことは気にせず善いことをしなさい、って言っているのがおもしろいね。

天下はだれのものに

堯日杲 百姓帰家

夜明け

「貧福論」の黄金の精霊は、富と貧しさを前世のむくいと決めつけるのは「えせ仏法」だと言い、一途に善行を積む人は、むくいが自分にあらわれなくても、いつか子孫がしあわせを得る、と語ります。

まとめ


参考文献

  1. 上田秋成(鵜月洋訳). 現代語訳 雨月物語(底本:角川文庫『改訂 雨月物語 現代語訳付き』KADOKAWA). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/001271/card60609.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. 怪談『雨月物語』の「仏法僧」高野山の奥の院で一夜を明かす父と子。「ブッパン、ブッパン」と鳴く霊鳥の声のあと、真夜中にあらわれたのは、関白・豊臣秀次とその家臣たちの酒宴だった——上田秋成の怪談
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