
メル美友だちが、目が赤くてかすむし、まぶしくて、黒い点も飛んで見えるって。眼科で「ぶどう膜炎」って言われたらしいの。

プレ男ぶどう膜?目にぶどうがあるの?
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、ぶどう膜炎の話です。日本眼科学会の病気の解説「ぶどう膜炎」をもとにまとめました。
どんな病気?
- 「ぶどう膜炎」は、目の中に炎症が起こる病気の総称で、「内眼炎」とも呼ばれます
- 原因はさまざまで、失明にいたる重いものもあります
症状
- 目の中の透明な部分(前房・硝子体)に炎症の細胞が入りこむため、次のような症状が出ます
- かすむ(霧視)
- 飛蚊症(虫が飛んでいるように見える)
- まぶしさ
- 視力の低下、目の痛み、充血
- 片目のことも両目のこともあり、左右交互に症状が出ることもあります
- だんだん悪くなるもの、よくなったり悪くなったりをくり返すものなど、経過はさまざまです

メル美飛蚊症やかすみは、ぶどう膜炎でも起こるんだ。
原因
- 全身の免疫の異常:サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病など(ベーチェット病)
- 感染:細菌による眼内炎、ヘルペスによる炎症など
- けがや悪性腫瘍
- ただし、ぶどう膜炎と診断されても、3人に1人は原因の病気がわからないとされています
検査
- 眼科の検査に加えて、血液検査、胸のX線検査などの全身の検査、ツベルクリン反応の検査を行います
- 全身の免疫の異常が原因のことも多く、目以外の体にも症状が出るため、くわしい問診と全身の検査が大切です
治療
- 基本は薬による治療です。細菌などが原因の場合は、それに効く薬を使います
- 治療の目的は、炎症を抑えて、視力の障害につながる合併症を防ぐことです
- ステロイドの目薬と、茶目(虹彩)が水晶体にくっつくのを防ぐ瞳を広げる目薬が使われます。炎症が強いときは目のまわりへの注射や、ステロイド・免疫抑制薬・生物学的製剤の全身の投与も行われます

ぶどう膜炎は、目の中に炎症が起こる病気の総称で、全身の免疫の病気が原因のことも多くあります。目以外の症状も含めて、くわしい問診と全身の検査が大切です。

プレ男目だけじゃなくて、全身の病気が関係していることもあるんだね。
まとめ
- ぶどう膜炎は、目の中に炎症が起こる病気の総称。重いと失明も
- かすみ・飛蚊症・まぶしさ・視力低下・痛み・充血
- 原因はサルコイドーシス・原田病・ベーチェット病などの全身の免疫の異常、感染、けが、腫瘍など。3人に1人は原因不明
- 全身の検査が大切
- 治療はステロイドの目薬などで炎症を抑え、合併症を防ぐ
参考文献
- 日本眼科学会. 病気の解説「ぶどう膜炎」. https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=21 (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。