
プレ男祖母が台所で尻もちをついてから、腰と背中が痛いって言うんだ。軽く転んだだけなのに、骨が折れることってある?

メル美そういえば、おばあちゃんって年々背が縮んで、背中も丸くなってきたよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、背骨の圧迫骨折の話です。日本整形外科学会の「症状・病気をしらべる 脊椎椎体骨折」をもとにまとめました。
圧迫骨折とは
- 背骨の骨(椎体)がつぶれる骨折で、圧迫骨折とも呼ばれます
- 原因には、骨粗しょう症によって弱い力で起こるもの、がんの転移で骨が弱くなって起こるもの、強い力(事故など)で起こるものがあります
- 高齢の人に起こるものは、胸と腰の境目あたりの背骨に生じ、ほとんどが骨粗しょう症によって、尻もちなどの軽い力で起こります
症状
- 骨粗しょう症で骨が弱くなっているときは、痛みが軽いこともあります。尻もちなどはっきり力が加わったときは、ふつう骨折したところが痛みます
- いくつもの背骨で骨折が起こると、背中が丸くなり、身長が低くなります
- がんの転移による骨折では、動くときだけでなく、安静にしていても痛むのがふつうです
- 強い力によるものでは、脊髄が傷ついて、重いと両脚のまひになることもあります

メル美背が縮んで背中が丸くなるのは、気づかないうちに圧迫骨折がいくつも起きていることもあるんだ。
なぜ軽い力で折れる?
- 骨粗しょう症の人では、中腰の姿勢や重い物を持つことで、胸と腰の境目に力が集中して骨折することもあります
- 尻もちなどでも、力が集中したところの骨の前のほうがつぶれてくさび形になります
診断
- X線(レントゲン)検査で確定します。骨折がひどいときや脊髄が傷ついているときは、CTやMRIも行います
- 骨粗しょう症が疑われるときは骨密度を測ります。がんの転移が疑われるときは、MRIなどの検査を追加します
治療
- 骨粗しょう症による軽い圧迫骨折は、簡易コルセットなどで固定し、おじぎをする動作をさけて、比較的安静にします。3〜4週ほどで、ほとんどが治ります
- 強い力によるものは、ギプスや装具で固定し、早めに起きて歩く練習をするのが基本です
- つぶれ方がひどい、骨折したところがぐらぐらする、脊髄が圧迫されている、いつまでも痛みが残る、といった場合は手術が必要になることもあります

高齢の人の背骨の圧迫骨折は、ほとんどが骨粗しょう症によって、尻もちなどの軽い力で起こります。軽い圧迫骨折の多くは、コルセットと安静で3〜4週ほどで治ります。
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プレ男軽く転んだだけでも、骨が折れていることがあるんだね。祖母を整形外科に連れて行くよ。骨密度も測ってもらおう。
まとめ
- 高齢の人の圧迫骨折は、ほとんどが骨粗しょう症による
- 尻もち・中腰・重い物を持つだけでも起こる
- いくつも重なると背中が丸くなり、身長が縮む
- 安静にしていても痛むときは、がんの転移なども考える
- 軽いものはコルセットと安静で3〜4週。骨密度も測る
参考文献
- 日本整形外科学会. 症状・病気をしらべる「脊椎椎体骨折」. https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/vertebral_compression_fracture.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。