男性のVIO脱毛:自己処理で4人に1人がけが?医療脱毛で知っておきたい、デリケートゾーンならではの注意点
陰毛の自己処理で、4人に1人がけがをしたことがある、という米国の調査があります。男性のけがで多いのは陰嚢。VIO(デリケートゾーン)の医療脱毛を考える人に、自己処理のリスクと、脱毛で知っておきたい注意点をまとめました。

プレ男最近、男でもVIO脱毛する人が増えてるって聞くけど、ちょっと恥ずかしいな…。

メル美自分でそるのと、医療脱毛と、どっちが安全なんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 「メンズメディカル」から、男性のVIO脱毛の話です。VIOとは、Vライン(前)・Iライン(性器のまわり)・Oライン(おしりのまわり)のこと。米国の調査や、国民生活センターの報告などをもとにまとめました。
自己処理で「4人に1人」がけが
米国で18〜65歳の約7,500人に聞いた調査(2017年)では、次のようなことがわかっています。
- 陰毛の手入れをしたことがある人は、男性の66.5%、女性の85.3%
- 手入れをしている人の25.6%が、けがをしたことがあると答えました
- けがでいちばん多いのは切り傷(61.2%)、次にやけど(23.0%)、発疹(12.2%)
- 男性がけがをした場所は、陰嚢(67.2%)、陰茎(34.8%)、陰毛の生えている恥骨のあたり(28.9%)
- 全部そることをくり返している男性ほど、けがをしやすい傾向がありました

プレ男陰嚢はしわがあるから、カミソリで切りやすいんだろうな…。
VIOの医療脱毛で知っておきたいこと
医療脱毛のしくみや、回数が必要な理由は、男性の医療脱毛の基本をご覧ください。VIOならではの注意点は次のとおりです。
- 痛みを感じやすい:VIOは毛が太く濃く、皮膚もうすいため、ほかの部位より痛みを感じやすいとされます。痛みが心配なときは、医療機関で相談しましょう
- 肌の色が濃い部分がある:レーザーは黒い色(メラニン)をねらうため、色の濃い皮膚ではやけどのリスクが上がります。出力の調整が大切です
- 前日の処理:照射の前に毛をそっておく必要があることが多いですが、そり残しの処理でけがをしないよう、指示にしたがいましょう。国民生活センターには、デリケートゾーンの光脱毛の下処理で、シェーバーで陰部を傷つけられたという相談も寄せられています
性感染症との関係
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陰毛の処理でできた小さな傷からは、性感染症などがうつりやすくなることがあります。処理の直後の性行為では、コンドームを使いましょう
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一方で、陰毛をなくすとケジラミがすみにくくなる、という面もあります(ケジラミ)
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VIO脱毛をしても、性感染症の予防にはなりません
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監修医(Dr. Taro)によると、カミソリで皮膚に傷がつき、そこに尖圭コンジローマ(イボ)ができることもあります(尖圭コンジローマ)
まとめ
- 陰毛の自己処理で、4人に1人(25.6%)がけがをしたことがある(米国の調査)。男性は陰嚢のけがが多い
- VIOの医療脱毛は、痛みを感じやすく、色の濃い皮膚ではやけどに注意
- 下処理でのけがにも注意。処理の直後の性行為ではコンドームを
- VIO脱毛は、性感染症の予防にはならない
参考文献
- Truesdale MD, et al. Prevalence of Pubic Hair Grooming-Related Injuries and Identification of High-Risk Individuals in the United States. JAMA Dermatol. 2017. https://jamanetwork.com/journals/jamadermatology/fullarticle/2648859 (閲覧日:2026年9月28日)
- 国民生活センター. なくならない脱毛施術による危害(2017年5月11日). https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170511_1.html (閲覧日:2026年9月28日)
- Cleveland Clinic. Laser Hair Removal. https://my.clevelandclinic.org/health/treatments/21757-laser-hair-removal (閲覧日:2026年9月28日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。