
プレ男アメリカの大統領の就任式って、いつからあるんだろう?

メル美初代のワシントン大統領からなんだって。しかも、就任演説は憲法では求められていなかったの。
この記事は、米国立公文書館(National Archives)の解説ページ「President George Washington’s First Inaugural Speech (1789)」と、そこに掲載された演説のトランスクリプトで確かめた内容です。英文の訳は、この記事で訳したものです。
憲法では求められていなかった演説
- 解説によれば、ジョージ・ワシントンは、1789年4月30日、最初の大統領就任演説をおこないました
- この就任演説は、憲法では求められていなかったものです。憲法が求める宣誓のほかに、法律が求める儀式はありませんでした
ニューヨークへの旅
- 選ばれたという正式の知らせを受けとった2日後の4月16日、ワシントンは、ポトマック川ぞいの自宅を出て、議会が開かれていたニューヨークへ向かいました
- 通る町ごとに礼砲がとどろき、人々や役人が敬意と親しみをあらわしたので、旅は「凱旋行進」のようになった、と解説は書いています。4月23日、ワシントンは、この日のために特別につくられたみごとな船で湾をわたり、ニューヨークに入りました
「もっとも公開された形で」
- 最初の就任式には、たよれる前例がありませんでした。議会は合同委員会をもうけ、憲法が求める宣誓を、いつ、どこで、どのようにおこなうかを検討します
- 委員会の最終報告は、宣誓を、上院の議場に面した外の回廊でおこなうことをすすめました。「宣誓が、もっとも公開された形でおこなわれ、できるだけ多くのアメリカの人々が、分けへだてなく、その厳粛な場を見守れるように」

プレ男最初から「みんなに見てもらう」ことを考えてたんだ。
宣誓と13発の礼砲
- 就任の日、町は人であふれていました。昼の12時半、ワシントンは馬車で、ウォール街の角のフェデラル・ホールへ向かいます
- 上院の議場で議会にむかえられたあと、ワシントンはバルコニーに出ました。集まった群衆の前で、ニューヨーク州の大法官ロバート・リヴィングストンが、憲法の定める宣誓をおこないます
- 「私は、合衆国大統領の職務を忠実に遂行し、全力をつくして合衆国憲法を維持し、保護し、擁護することを、厳粛に誓う」
- 宣誓をくりかえしたあと、ワシントンは大法官のささげる聖書に口づけしました。大法官が「合衆国大統領ジョージ・ワシントン万歳」とさけぶと、13発の礼砲が放たれました
- 宣誓のほかに、法律が求める儀式はありませんでした。けれどワシントンは、上院の議場にもどって、この演説を読みあげたのです
演説の冒頭は「不安」
Among the vicissitudes incident to life no event could have filled me with greater anxieties than that of which the notification was transmitted by your order, and received on the 14th day of the present month.
- 「人生にともなう浮き沈みのなかで、今月14日に受けとった、みなさんの命による知らせほど、私を大きな不安で満たした出来事はなかった」
- 初代大統領の最初の演説は、晴れがましい宣言ではなく、重い責任への不安の告白から始まっていました
「自由の聖なる火」
- 演説は、こうも述べています。「自由の聖なる火の保持と、共和制という政府の形の運命は、おそらく、深く、最終的に、アメリカ国民の手にゆだねられた実験にかかっていると、正当に考えられている」

メル美国の始まりを「実験」って言ってるんだね。うまくいくかどうか、国民みんなにかかってる、って。
- 演説のあと、大統領と議員たちはセント・ポール教会での礼拝に向かい、夜の花火で、この歴史的な一日の公式の日程が終わった、と解説は結んでいます

米国立公文書館によれば、就任演説は憲法では求められていませんでしたが、ワシントンは1789年4月30日、宣誓のあとに上院の議場で最初の就任演説を読みました。演説は、大統領に選ばれた知らせほど大きな不安を感じた出来事はない、という言葉で始まります。
まとめ
- 1789年4月30日、ジョージ・ワシントンが最初の大統領就任演説
- 就任演説は、憲法では求められていなかった。求められていたのは憲法の宣誓
- 宣誓は「もっとも公開された形で」、フェデラル・ホールの外の回廊で。そして13発の礼砲
- 演説の冒頭は、選ばれた知らせへの「大きな不安」の告白
- 「自由の聖なる火」は、アメリカ国民にゆだねられた実験にかかっている
- 就任演説はケネディの就任演説、アメリカ合衆国憲法、アメリカ独立宣言もどうぞ
参考文献
- U.S. National Archives. President George Washington’s First Inaugural Speech (1789). https://www.archives.gov/milestone-documents/president-george-washingtons-first-inaugural-speech (閲覧日:2026年10月12日)
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