
プレ男信号待ちで追突されてから、首が痛くて肩もこるんだ。骨は大丈夫って言われたけど、ずっと首を動かさないようにしてる。

メル美首はずっと動かさないほうがいいのかな?
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、追突事故などのあとの首の痛み「外傷性頚部症候群」(いわゆるむち打ち)の話です。日本整形外科学会の「症状・病気をしらべる 外傷性頚部症候群」をもとにまとめました。
症状
- 交通事故などで首をねんざしたあと、長い期間にわたって、首の痛み、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどの症状が出ます
- X線(レントゲン)検査では、骨折や脱臼はみられません
なぜ痛む?
- けがのとき、首を守るために筋肉が反射的に緊張します。衝撃が大きいと、筋肉の一部が切れたり、じん帯が傷ついたりします
- けがのあとしばらく(1〜3か月)は、その場所に痛みが出ます
安静にしすぎると長引く
- この期間に首を安静にする習慣がつくと、痛みが長引く原因になります
- 骨折や脱臼がないのに、首のカラー(固定具)を長くつけ続けることも、首の痛みや肩こりが長引く原因になります

プレ男動かさないようにしていたのが、かえって長引く原因になることもあるんだ。
診断
- X線やMRIでは、年齢に応じた変化がみられることがありますが、それはけがとは関係ありません
- 骨折や脱臼がないことは確かめる必要があります
治療
- 骨折や脱臼がなければ、けがのあと2〜4週間の安静のあとは、首を動かすことが痛みが長引くのを防ぎます。安静の期間はできるだけ短いほうがよいとされています
- 慢性期には、安静や生活の制限はせず、ストレッチを中心とした体操をしっかり行うことが最良の治療とされています

骨折や脱臼がなければ、けがのあと2〜4週間の安静のあとは、首を動かすことが痛みの長期化を防ぎます。首のカラーを長くつけ続けると、かえって長引く原因になります。

メル美いつから首を動かしていいか、主治医の先生に確かめてから、ストレッチを始めようね。
まとめ
- 事故などのあと、首の痛み・肩こり・頭痛・めまい・手のしびれが長く続くことがある
- X線では骨折や脱臼はない。筋肉やじん帯の傷が原因
- 安静にしすぎる、カラーを長くつけると、長引く原因に
- 骨折や脱臼がなければ、2〜4週間の安静のあとは首を動かす
- 慢性期はストレッチ中心の体操が最良の治療
参考文献
- 日本整形外科学会. 症状・病気をしらべる「外傷性頚部症候群」. https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/whiplash_injury.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。