症状のない性感染症の検査について、WHOが新しい指針(2025年7月):妊婦さん、性行為のある10〜24歳、セックスワーカー、男性同士で性行為をする人などに、淋菌・クラミジアの検査を。セックスワーカーとMSMは少なくとも年1回か半年ごと
世界保健機関(WHO)は2025年7月26日、症状のない性感染症の対応についての新しい指針を発表しました。WHOによると、資源のある地域で、淋菌とクラミジアがよく見られる場合には、妊婦さん、性行為のある10〜24歳の若い人、セックスワーカー、男性同士で性行為をする人(MSM)を対象に、検査(スクリーニング)を行うことが新しくすすめられています。セックスワーカーとMSMには、少なくとも年1回、または半年ごとの検査がすすめられています。また、淋菌の薬剤耐性を定期的に監視している国は37%にとどまっているとしています。

メル美症状がないのに性感染症の検査を受けたほうがいい人って、どんな人なんだろう。

プレ男WHOが新しい指針を出したって聞いたよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、症状のない性感染症の検査についてのWHOの新しい指針の話です。世界保健機関(WHO)の発表「WHO expands guidance on sexually transmitted infections and reviews country progress on policy implementation」(2025年7月26日)をもとにまとめました。
新しい指針
WHOによると、
- 2025年7月、WHOは「症状のない性感染症の対応についての指針」と「性感染症の予防とケアのサービスの提供についての推奨」を新しく出しました
- 淋菌とクラミジアがよく見られる地域で、資源がある場合には、次の人たちに症状がなくても淋菌とクラミジアの検査(スクリーニング)を行うことが新しくすすめられています
- 妊婦さん
- 性行為のある10〜24歳の若い人
- セックスワーカー
- 男性同士で性行為をする人(MSM)
- 検査は、一人ひとりのリスクと資源に合わせて行い、セックスワーカーとMSMには、少なくとも年1回、または半年ごとの検査がすすめられています
- サービスを地域に広げ、研修を受けた医療者や地域の保健ワーカーと役割を分け、デジタルの道具で対面のケアを補うこともすすめています

性感染症は症状がないことが多いため、WHOは、性行為のある若い人やMSM、セックスワーカーなどに、症状がなくても淋菌とクラミジアの検査をすすめています。心当たりがあれば、検査を受けてください。
検査の頻度の目安は、性感染症の検査、どれくらいの頻度で受ける?を見てください。
世界の国の対策の状況
WHOによると、2024〜2025年に報告した国のうち、
- 89%が国の性感染症の戦略や計画をもっていますが、2023年以降に更新したのは43%だけでした
- 淋菌の薬剤耐性を定期的に監視しているのは37%にとどまっています
- 95か国が、HIVと梅毒を同時に調べる迅速検査を国の方針にとり入れています
- 2025年7月1日時点で、147か国(76%)が、HPVワクチンを国の予防接種に入れています

プレ男淋菌の薬剤耐性を監視している国が4割もないなんて、ちょっと心配だね。
日本の性感染症対策については国の性感染症対策が改正(2025年11月)、世界の性感染症の数字は世界の性感染症(WHO)を見てください。
まとめ
- WHOは2025年7月、症状のない性感染症の対応の指針を新しく出した
- 妊婦さん、性行為のある10〜24歳、セックスワーカー、MSMに、淋菌・クラミジアの検査を
- セックスワーカーとMSMは、少なくとも年1回か半年ごと
- 淋菌の薬剤耐性を監視している国は37%だけ
- 心当たりがあれば、症状がなくても検査を
参考文献
- World Health Organization. WHO expands guidance on sexually transmitted infections and reviews country progress on policy implementation(Departmental update, 26 July 2025). https://www.who.int/news/item/26-07-2025-who-expands-guidance-on-sexually-transmitted-infections-and-reviews-country-progress-on-policy-implementation (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
