基礎知識2026年10月10日

世界の性感染症(WHO):治せる4つの性感染症だけで毎日100万件以上。2020年は3億7,400万件(クラミジア1億2,900万、淋菌8,200万、梅毒710万、トリコモナス1億5,600万)。性器ヘルペスの原因HSV-2は5億2,000万人、ほとんどは症状がない

世界ではどれくらい性感染症が広がっているのでしょうか。世界保健機関(WHO)のファクトシート(2025年9月更新)によると、治療で治せる4つの性感染症(クラミジア・淋菌・梅毒・トリコモナス)だけで、15〜49歳に毎日100万件以上の新しい感染が起き、その多くは症状がありません。2020年の推計は3億7,400万件。性器ヘルペスの主な原因HSV-2には約5億2,000万人が感染し、2022年には妊婦110万人が梅毒にかかり、39万件以上の死産などにつながりました。

目次
  1. 治せる性感染症だけで、毎日100万件以上
  2. ウイルスの性感染症
  3. お母さんと赤ちゃんへの影響
  4. 性感染症がもたらすこと
  5. 薬が効きにくい淋菌
  6. 予防
  7. まとめ

メル美日本で梅毒が増えてるって聞くけど、世界ではどうなんだろう。

プレ男海外旅行に行く前に、知っておきたいな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、世界の性感染症の数字の話です。世界保健機関(WHO)の「Sexually transmitted infections (STIs)」ファクトシート(2025年9月10日更新)をもとにまとめました。日本の数字は数字で見る日本の性感染症(2024年)を見てください。

治せる性感染症だけで、毎日100万件以上

WHOによると、

性感染症 新しい感染(2020年、15〜49歳)
トリコモナス 1億5,600万件
クラミジア 1億2,900万件
淋菌 8,200万件
梅毒 710万件

(トリコモナス、クラミジア、淋菌、梅毒)

プレ男毎日100万件以上!しかも、ほとんどは症状がないんだ……。

ウイルスの性感染症

WHOによると、

お母さんと赤ちゃんへの影響

WHOによると、

性感染症は、世界中でとてもよくある病気です。多くは症状がないので、心当たりがあれば検査を。治せるものも多い病気です。

性感染症がもたらすこと

WHOによると、

薬が効きにくい淋菌

予防

WHOによると、

海外に行くときは、海外旅行と性感染症も見てください。

世界のHIVの数字は、数字で見る世界のHIV(2025年、WHO)にまとめています。梅毒については、世界の梅毒(WHO)を見てください。ヨーロッパの最新の数字は、ヨーロッパでも性感染症が過去最多(2024年、ECDC)を見てください。クラミジアとトリコモナスのくわしい数字は、世界のクラミジアとトリコモナス(WHO)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. World Health Organization. Sexually transmitted infections (STIs) — Fact sheet(2025年9月10日更新). https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/sexually-transmitted-infections-(stis) (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。