基礎知識2026年10月12日

WHOの性感染症の新しい取り組み(2026年):はじめての「運用の手引き」と、世界の有病率のデータベース。毎日100万件以上の治せる性感染症、梅毒は2022年に約800万件

世界保健機関(WHO)が2026年に発表した、性感染症の2つの新しい取り組みをまとめました。2月には、2016〜2025年に出したWHOの性感染症の指針をはじめて1冊にまとめた「運用の手引き」を発表しました。予防から検査・治療・パートナーへの対応までの流れ(カスケード)の考え方や、ドキシサイクリンの曝露後予防、エムポックスのワクチンなどの新しい対策の実施の手引きもふくまれています。7月には、クラミジア、淋菌、性器ヘルペス(2型)、梅毒、トリコモナスの5つの性感染症の有病率を集めた、はじめての世界のデータベースを公開しました。世界では毎日100万件以上の治せる性感染症が起きていて、梅毒は2022年に推計約800万件でした。

目次
  1. 世界の性感染症の現状
  2. はじめての「運用の手引き」(2026年2月)
  3. 世界の有病率のデータベース(2026年7月)
  4. まとめ

プレ男WHOが性感染症の新しい「手引き」を出したって聞いたよ。どんなものなの?

メル美世界で性感染症がどのくらいあるのか、わかるようになるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、世界保健機関(WHO)が2026年に発表した、性感染症の2つの新しい取り組みの話です。WHOのニュースリリース(2026年2月12日、7月3日)をもとにまとめました。

世界の性感染症の現状

WHOによると、

はじめての「運用の手引き」(2026年2月)

WHOによると、2026年2月、性感染症のはじめての統合された運用の手引きを発表しました。

世界では、毎日100万件以上の治せる性感染症が起きています。WHOは、性感染症の予防や検査・治療を、身近な医療の中で受けられるようにすることをめざしています。

世界の有病率のデータベース(2026年7月)

WHOによると、2026年7月、性感染症の有病率(どのくらいの人がかかっているか)を集めた、はじめての世界のデータベースを公開しました。

プレ男世界中のデータが1か所に集まると、どこで何がふえているのかがわかりやすくなるね。

WHOの性感染症の指針は症状のない性感染症の検査について、WHOが新しい指針(2025年7月)、WHOの世界戦略の進み具合はHIV・肝炎・性感染症、2030年の目標はどこまで来た?、ドキシサイクリンの曝露後予防はWHOがドキシPEPを初めて推奨(2026年5月)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. World Health Organization. WHO launches landmark consolidated operational handbook to strengthen the global STI response amid rising infections(News release, 12 February 2026). https://www.who.int/news/item/12-02-2026-who-launches-landmark-consolidated-operational-handbook-to-strengthen-the-global-sti-response-amid-rising-infections (閲覧日:2026年10月12日)
  2. World Health Organization. WHO launches first global database on the prevalence of sexually transmitted infections(News release, 3 July 2026). https://www.who.int/news/item/03-07-2026-who-launches-first-global-database-on-the-prevalence-of-sexually-transmitted-infections (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。