大人の教養An Evening of Culture

第六幕Act VI — The Archive

ウィルソン大統領の14か条(1918年)「公開の場でむすばれる、公開の平和の約束」。秘密条約の廃止、海の自由、そして大小の国の独立をたがいに保障する「国々の全般的な連合」——国際連盟のもとになった演説を、米国立公文書館で読む

No.1182026年10月12日

1918年1月8日、ウッドロウ・ウィルソン大統領は議会での演説で、世界平和のための14か条の計画を示しました。米国立公文書館によれば、演説の中身は、ウィルソンの顧問ハウス大佐が組織した約150人の学者のグループ「インクワイアリー」の、約2,000の報告書と1,200以上の地図にもとづいていました。秘密条約の廃止、軍備の縮小、海の自由、経済の障壁の撤廃、抑圧された少数者の「自決」、そして集団安全保障のための世界の組織。ヴェルサイユの講和会議で14か条の多くはしりぞけられましたが、最後の1か条は国際連盟になります。ところが、アメリカ自身は連盟に加わりませんでした。

目次
  1. 1918年1月8日の演説
  2. 2,000の報告書と1,200の地図
  3. 14か条から
  4. 砲弾にのせて
  5. ヴェルサイユで
  6. 国際連盟、そしてアメリカは
  7. まとめ

プレ男「国際連盟」って、言い出したのはアメリカの大統領なんでしょ?

メル美ウィルソン大統領の「14か条」の最後の1か条がもとなんだって。でも、そのあとが意外なの。

この記事は、米国立公文書館(National Archives)の解説ページ「President Woodrow Wilson’s 14 Points (1918)」と、そこに掲載された演説のトランスクリプトで確かめた内容です。英文の訳は、この記事で訳したものです。

1918年1月8日の演説

2,000の報告書と1,200の地図

14か条から

XIV. A general association of nations must be formed under specific covenants for the purpose of affording mutual guarantees of political independence and territorial integrity to great and small states alike.

プレ男いちばん最初に「秘密の取り決めはなし」って書いてあるんだ。

砲弾にのせて

ヴェルサイユで

国際連盟、そしてアメリカは

メル美言い出した国が入らなかったなんて…。ウィルソンの心配は、そのとおりになってしまったんだね。

米国立公文書館によれば、ウィルソンの14か条の最後の1か条、集団安全保障のための世界の組織はヴェルサイユ条約に盛りこまれ、国際連盟になりました。けれど、アメリカの上院は条約を承認せず、アメリカは連盟に加わりませんでした。

まとめ


参考文献

  1. U.S. National Archives. President Woodrow Wilson’s 14 Points (1918). https://www.archives.gov/milestone-documents/president-woodrow-wilsons-14-points (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。