大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

森鴎外「安井夫人」「仲平さんはえらくなりなさるだろう」「仲平さんは不男だ」。姉が「ご亭主にするのはいや」とことわった縁談に、16歳の「岡の小町」お佐代は、耳まで赤くして「はい」と言った——儒学者・安井息軒の妻の一生

No.1212026年10月12日

森鴎外の歴史小説「安井夫人」(1914年4月「太陽」)。日向国清武村の安井仲平は、学問はできるが、痘痕があって片目で背が低く、「不男だ」と陰口を言われていました。父・滄洲翁が仲平の嫁にと考えたのは、親戚の川添家の姉娘お豊。けれどお豊は「仲平さんはえらい方だと思っていますが、ご亭主にするのはいやでございます」。ところが、それを聞いた16歳の妹お佐代が、自分が行きたいと言いだします。のちに大儒「息軒先生」として天下に知られる夫を、質素な暮らしで支えつづけたお佐代さんは、何を望んでいたのか。青空文庫の本文で紹介します。

目次
  1. 「えらくなりなさる」と「不男だ」
  2. 姉のお豊は「いや」と言った
  3. 妹のお佐代は「はい」と言った
  4. 「繭を破って出た蛾のように」
  5. 質素な暮らし
  6. お佐代さんは何を望んだか
  7. まとめ

メル美見た目で陰口を言われていた学者に、町いちばんの美人が自分からお嫁に行ったお話なんだって。

プレ男えっ、どうして?そのわけが知りたい!

今回は、森鴎外の歴史小説「安井夫人」(やすいふじん)です。青空文庫の本文で読みました。初出は1914年(大正3年)4月の「太陽」。江戸時代の儒学者・安井息軒(仲平)と、その妻お佐代をえがいた作品です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

「えらくなりなさる」と「不男だ」

姉のお豊は「いや」と言った

プレ男はっきりことわられちゃった…。

妹のお佐代は「はい」と言った

「繭を破って出た蛾のように」

質素な暮らし

メル美お客さんの「先生の学問以上のご見識」って言葉、いいね。お佐代さんは、人を見る目があったんだ。

お佐代さんは何を望んだか

森鴎外の「安井夫人」で、姉が「ご亭主にするのはいや」とことわった縁談に、16歳のお佐代は耳まで赤くして「はい」と答えました。鴎外は、お佐代の望みを「夫の栄達」とだけ言いきることを避けています。

まとめ


参考文献

  1. 森鴎外. 安井夫人. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card696.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。