幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

YōkaiNo.031

日本の妖怪のっぺらぼう目も鼻も口もない顔。小泉八雲「貉(むじな)」の舞台は、東京・赤坂の紀国坂。逃げこんだ先のそば屋も「こんな顔だったかい?」——正体はムジナ

顔に目も鼻も口もない妖怪「のっぺらぼう」。いちばん有名な話のひとつが、小泉八雲『怪談』の「貉(MUJINA)」です。舞台は東京・赤坂の紀国坂。夜、堀ばたで泣いている娘に声をかけた商人が見たのは、卵のようにつるりとした顔。必死で逃げて、そば屋の屋台にたどり着くと……。「二度おどかし」のしかけと、正体のムジナについて、青空文庫の戸川明三訳から紹介します。

2026年10月1日

横を向いた小泉八雲の写真
「貉」を書いた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」(https://www.ndl.go.jp/portrait/ )
目次
  1. プロフィール(小泉八雲「貉」より)
  2. 舞台は、夜の紀国坂
  3. 泣いている娘に声をかけると…
  4. 逃げこんだそば屋で、もう一度
  5. こわさのしかけ:「二度おどかし」
  6. まとめ

メル美のっぺらぼうって、顔になにもない妖怪だよね。想像するだけでこわい…。

プレ男しかも、東京の赤坂が舞台の話があるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 日本の妖怪、今回はのっぺらぼうです。小泉八雲の『怪談』に収められた「貉(むじな)」を、青空文庫の戸川明三訳で読んでみました。

プロフィール(小泉八雲「貉」より)

名前 のっぺらぼう(八雲の話の題は「貉(MUJINA)」)
姿 顔に目も鼻も口もない。「卵のよう」と書かれる
正体 ムジナ(人を化かす動物とされた)
出る場所 東京・赤坂の紀国坂(きのくにざか)
得意技 一度おどかしたあと、別の人に化けて、もう一度おどかす

横を向いた小泉八雲の写真

「貉」を書いた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」(https://www.ndl.go.jp/portrait/ )

舞台は、夜の紀国坂

泣いている娘に声をかけると…

メル美親切に声をかけたのに…。それはこわすぎる!

逃げこんだそば屋で、もう一度

プレ男やっと人に会えて安心したところで、もう一回!これは逃げ場がない…。

こわさのしかけ:「二度おどかし」

小泉八雲の「貉」では、赤坂の紀国坂で泣いていた娘も、逃げこんだ先のそば屋も、顔をなでると卵のようなのっぺらぼうに。正体は、人を化かすムジナとされています。

まとめ


参考文献

  1. 小泉八雲(戸川明三訳). 貉(底本:小泉八雲全集第八卷 家庭版、第一書房、1937年). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card42928.html (閲覧日:2026年10月1日)
  2. 国立国会図書館. 近代日本人の肖像「小泉八雲」. https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6360 (閲覧日:2026年10月2日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  2. 怪談小泉八雲の『怪談』「耳なし芳一」「雪女」は1904年に英語で出版された本から。ギリシャ生まれの作家が、妻セツと暮らした日本で書いた、亡くなる半年前の一冊
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