幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

YōkaiNo.032

日本の妖怪ろくろ首首がのびる?いいえ、小泉八雲の『ろくろ首』では首が「体からはなれて飛ぶ」。弱点は「胴体を動かされること」。侍あがりのお坊さんが5つの首と戦う話

ろくろ首といえば首がにょろにょろのびる女の妖怪——ですが、小泉八雲の『怪談』に収められた「ろくろ首」では、夜になると首が体からはなれて、こうもりのように飛んでいきます。弱点は、首がいないあいだに胴体を動かされること。九州の勇ましい侍だったお坊さん・回龍が、山奥の小屋で5つの首と戦う物語を、青空文庫の田部隆次訳から紹介します。

2026年10月1日

屏風の上へ長い首をのばす女のろくろ首の絵
鳥山石燕の妖怪図鑑『画図百鬼夜行』(安永5年・1776年刊)の「ろくろ首(飛頭蛮)」。八雲の話とちがい、首がのびる姿で描かれています。国立国会図書館デジタルコレクション(文化2年・1805年の版)
目次
  1. プロフィール(小泉八雲版)
  2. 主人公は、侍あがりのお坊さん
  3. 山奥の小屋の「頭のない5人」
  4. 弱点は「胴体を動かすこと」
  5. 5つの首との戦い
  6. 首を袖にぶらさげたまま、旅を続ける
  7. まとめ

プレ男ろくろ首って、夜に首がにょろーっとのびて、行燈の油をなめる妖怪でしょ?

メル美小泉八雲の「ろくろ首」は、首が「飛んでいく」話らしいよ!

こんにちは、Dr. Taro です。 日本の妖怪、今回はろくろ首です。小泉八雲の『怪談』に収められた「ろくろ首」を、青空文庫の田部隆次訳で読んでみました。

プロフィール(小泉八雲版)

名前 ろくろ首
姿 ふだんは人間。夜になると、首が体からはなれて飛びまわる
飛び方 「こうもりのように軽く」飛ぶ
弱点 首がいないあいだに胴体を別の場所に動かされると、首はもとに戻れず、死んでしまう
力の時間 化け物の力は暗いあいだだけ

屏風の上へ長い首をのばす女のろくろ首の絵

鳥山石燕の妖怪図鑑『画図百鬼夜行』(安永5年・1776年刊)の「ろくろ首(飛頭蛮)」。八雲の話とちがい、首がのびる姿で描かれています。国立国会図書館デジタルコレクション(文化2年・1805年の版)

主人公は、侍あがりのお坊さん

山奥の小屋の「頭のない5人」

プレ男親切に泊めてくれた人たちが、全員ろくろ首…!

弱点は「胴体を動かすこと」

5つの首との戦い

首を袖にぶらさげたまま、旅を続ける

メル美こわい話なのに、首を袖にぶらさげて歩くお坊さんが、ちょっと笑える!

小泉八雲の「ろくろ首」では、首は体からはなれて飛び、弱点は胴体を動かされることでした。侍あがりのお坊さんが知恵と力で5つの首と戦う、こわくて少しユーモラスな話です。

まとめ


参考文献

  1. 小泉八雲(田部隆次訳). ろくろ首(底本:小泉八雲全集第八卷 家庭版、第一書房、1937年). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card50327.html (閲覧日:2026年10月1日)
  2. 鳥山石燕 画. 百鬼夜行 3巻拾遺3巻 1. 国立国会図書館デジタルコレクション(インターネット公開・保護期間満了). https://dl.ndl.go.jp/pid/2553975 (閲覧日:2026年10月2日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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