幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.147

幸田露伴「幻談」江戸の海で、夕暮れの水の中からひょいひょいと出ては引っこむ細い棒。船頭が手につかむと、それは見事な釣竿で、その根もとを握っていたのは——「ヤ、お客さんじゃねえか」

幸田露伴の「幻談」(本文の末尾に「昭和十三年九月」)。年寄りの語り手が、暑い日に山と海の「こわい話」をします。前半はマッターホルン初登頂の悲劇のあとに空に見えた二つの十字架。本題は、江戸・本所の小普請の武士と老船頭・吉の釣りの話。二日つづけて一匹も釣れなかった帰り道、暮れかけた海の中から細い竿のようなものが出たり引っこんだり。引きよせてみると、竿を握っていたのは水死した老人でした。青空文庫の本文で、あらすじと読みどころを紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. どんな話?
  2. まくら:マッターホルンの十字架
  3. 本題:釣れない二日間
  4. 暮れかけた海から出る「細い棒」
  5. 竿を放さない老人
  6. 竿を調べる二人
  7. 二日目の夕暮れ
  8. 読みどころ
  9. まとめ

プレ男釣りの怪談って、魚が化けて出るとか?

メル美ううん、こわいのは「竿」なんだって。とってもいい竿。

今回は、幸田露伴の「幻談(げんだん)」です。青空文庫の本文(底本:岩波文庫『幻談・観画談 他三篇』1990年、底本の親本:『露伴全集』第六巻)で読みました。本文の末尾には「昭和十三年九月」とあります。年寄りの語り手が、聞き手に向かって話しかける語り口で書かれています。

どんな話?

題名 幻談
作者 幸田露伴
本文末の日付 昭和十三年九月
語り 「もう老い朽ちて」山にも海にも行けない年寄りが、暑い日に聞かせる話
本題の舞台 江戸の海。徳川の世が「まだひどく末にならない時分」
主な人物 本所に住む小普請の武士と、五十すぎの船頭・吉

まくら:マッターホルンの十字架

本題:釣れない二日間

プレ男釣れなくても怒らないお客さん、かっこいいな。

暮れかけた海から出る「細い棒」

竿を放さない老人

メル美死んでも放さないほど大事にしていた竿なんだ…。それを取っちゃうのは、ちょっとこわい。

竿を調べる二人

二日目の夕暮れ

二日目の夕暮れ、海の中にまた竿のようなものが見えたとき、竿は舟の上にちゃんとありました。それでも武士は「南無阿弥陀仏」と唱えて、竿を海へかえします。

読みどころ

まとめ


参考文献

  1. 幸田露伴. 幻談(底本:『幻談・観画談 他三篇』岩波文庫、岩波書店、1990年。底本の親本:『露伴全集』第六巻、岩波書店、1953年). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000051/card361.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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