幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.150

小泉八雲の怪談「因果ばなし(INGWA-BANASHI)」死の床の大名の奥方は、若い側室のユキコに「庭の八重桜が見たい、背負って」とたのんだ。背中にすがった両手は、そのまま離れなくなった——17年以上つづいた、丑の刻の苦しみ

小泉八雲『In Ghostly Japan』の「INGWA-BANASHI」。文政12年(1829年)の春、3年病みついた大名の奥方は、19歳の側室・ユキコを枕もとに呼び、「あなたが奥方になって」とやさしく言ったあと、「庭の八重桜を見たいから背負って」とたのみます。背負われた瞬間、奥方はユキコの胸をつかんで笑い、そのまま息をひきとりました。冷たい両手は、どうしても離れません。八雲が「百物語」という怪談集から取ったという話を、英語の原文(Project Gutenberg)から紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. どんな話?
  2. 題名の「因果」
  3. 死の床の奥方
  4. やさしい言葉
  5. 「願いがかなった」
  6. 離れない両手
  7. 丑の刻から寅の刻まで
  8. 最後の記録
  9. 読みどころ
  10. まとめ

メル美「因果」って、むかしの行いの報い、っていう意味だよね。どういう話なんだろう。

プレ男桜を見たい、っていうきれいな願いから始まるのに、すごくこわいらしい…。

今回は、小泉八雲の『In Ghostly Japan』に入っている「INGWA-BANASHI」です。英語の原文を Project Gutenberg で読みました。題名の「因果ばなし」と、本文中の「」の言葉は、英語の原文から Claude が訳したものです。

どんな話?

題名 INGWA-BANASHI(因果ばなし)
作者 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)
収録 『In Ghostly Japan』
もとになった本 八雲の注によると、題も話も『百物語(Hyaku-Monogatari)』という怪談集にある
時代 文政12年(1829年)の4月、桜の季節
主な人物 死の床にある大名の奥方/19歳の側室・ユキコ

題名の「因果」

死の床の奥方

やさしい言葉

プレ男ここまでは、やさしい奥方さんと、最後の願いの話に見えるんだけど…。

「願いがかなった」

離れない両手

丑の刻から寅の刻まで

ユキコは尼になり、奥方の位牌を持って旅をしながら、毎日その前で許しをこい、供養をつづけました。それでも両手は、毎晩丑の刻に17年以上も彼女を苦しめた、と八雲は書いています。

最後の記録

読みどころ

まとめ


参考文献

  1. Lafcadio Hearn. In Ghostly Japan. “Ingwa-banashi”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/8128 (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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