幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.174

小泉八雲の怪談「イトウ・ノリスケの話(THE STORY OF ITŌ NORISUKÉ)」:秋の夕暮れ、宇治の山道で出会った11、2の少女。案内された木立ちの奥の古い屋敷には、琴の音と、月の光のような姫君。花嫁の父の名を聞いたとき、若侍の血は凍った——数百年前に亡くなった平家の武将だった

小泉八雲の遺稿集『The Romance of the Milky Way』(1905年)の「THE STORY OF ITŌ NORISUKÉ」。山城の宇治に住む、貧しい平家の血すじの若侍イトウ・ノリスケは、夕暮れの山道で宮仕えの少女に出会い、木立ちにかこまれた村の古い屋敷へ招かれます。自分を恋いこがれていたという姫君との婚礼。その父は、とうの昔に世を去った平家の重衡卿でした。夜明けの別れ、10年後の約束、そして形見の硯。英語の原文(Project Gutenberg)から紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. どんな話?
  2. 月と風だけが友
  3. 夕暮れの山道の少女
  4. 木立ちの中の暗い村
  5. 琴の音と、乳母の話
  6. 月の光のような姫君
  7. 花嫁の父の名
  8. それでも、おそれなかった
  9. 夜明けの別れ
  10. 消えた門と、10年
  11. 亥の年の秋
  12. 形見の硯
  13. 読みどころ
  14. まとめ

メル美平家の亡霊の話って、「耳なし芳一」みたい。

プレ男こっちは、亡霊のお姫さまと結婚しちゃうんだって。こわいのに、ちょっとせつない。

今回は、小泉八雲の「THE STORY OF ITŌ NORISUKÉ」です。八雲が亡くなった翌年、1905年10月に出版された『The Romance of the Milky Way, and Other Studies & Stories』に入っています。英語の原文を Project Gutenberg で読みました。題名の「イトウ・ノリスケの話」と、本文中の「」の言葉は、英語の原文から Claude が訳したものです。人名は、八雲のローマ字表記をカタカナにしました。

どんな話?

題名 THE STORY OF ITŌ NORISUKÉ(イトウ・ノリスケの話)
作者 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)
収録 『The Romance of the Milky Way, and Other Studies & Stories』(Houghton Mifflin、1905年10月)
時代 八雲は「およそ600年前」と書く
舞台 山城の国の宇治と、Kotobikiyama という山の近くの村
主な人物 若侍 Itō Tatéwaki Norisuké(イトウ・タテワキ・ノリスケ)/宮仕えの少女/年老いた乳母/姫君

月と風だけが友

夕暮れの山道の少女

木立ちの中の暗い村

琴の音と、乳母の話

月の光のような姫君

花嫁の父の名

プレ男結婚したあとで、相手が何百年も前の人だってわかるなんて…!

それでも、おそれなかった

夜明けの別れ

消えた門と、10年

亥の年の秋

約束の亥の年の秋、10年前に門まで案内してくれた少女が、枕もとに迎えに来ました。イトウは母にはじめて婚礼の話をして、形見の硯を棺に入れてほしいとたのみ、息をひきとります。

形見の硯

読みどころ

まとめ


参考文献

  1. Lafcadio Hearn. The Romance of the Milky Way, and Other Studies & Stories(Boston and New York: Houghton Mifflin and Company, 1905). “The Story of Itō Norisuké”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/15320 (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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