大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

太宰治「雪の夜の話」おなかに赤ちゃんのいるお嫂さんへのおみやげのスルメを、雪道で落としてしまった。かわりに持ち帰ろうとしたのは、目の底に写した雪景色——「お嫂さん、あたしの眼の中を覗いてごらん」

No.1232026年10月12日

太宰治の短編「雪の夜の話」(「少女の友」1944年5月号)。語り手のしゅん子は、売れない小説家の兄と、やさしいお嫂さんと三人暮らし。お嫂さんは、夏に赤ちゃんを生みます。雪の降る日、叔母さんの家でもらったスルメを、お嫂さんにこっそりあげようと持ち帰る途中、しゅん子はそれを雪道で落としてしまいます。しょんぼりしたしゅん子が思い出したのは、兄が話してくれた「人間の眼玉は風景をたくわえる」という話と、デンマークの水夫のロマンス。しゅん子は、目の底いっぱいに雪景色を写して家に帰ります。青空文庫の本文で紹介します。

目次
  1. 雪の日のスルメ
  2. 変わり者の兄さん
  3. 眼玉は風景をたくわえる
  4. 「あたしの眼を見てよ」
  5. 兄さんの眼と、お嫂さんのひとこと
  6. まとめ

メル美雪の日って、景色がきれいすぎて、だれかに見せてあげたくなるよね。

プレ男写真をとるとか?太宰の時代だったら、どうしたんだろう。

今回は、太宰治の短編「雪の夜の話」(ゆきのよのはなし)です。青空文庫の本文(底本:新潮文庫『ろまん燈籠』)で読みました。本文の末尾には、「少女の友」昭和19年(1944年)5月号と記されています。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

雪の日のスルメ

プレ男お嫂さんのために、こっそり持って帰ろうとしてたんだ…。それは落ちこむよ。

変わり者の兄さん

眼玉は風景をたくわえる

メル美水夫の話、せつないけど、すごくやさしい話だね。

「あたしの眼を見てよ」

兄さんの眼と、お嫂さんのひとこと

プレ男お嫂さん、やさしいけど、ちゃんと言い返すんだ!最後はみんなでくすっと笑える感じだね。

太宰治の「雪の夜の話」で、スルメを落としたしゅん子は、兄から聞いた「人間の眼玉は、風景をたくわえる事が出来る」という話を思い出し、目の底いっぱいに雪景色を写して、お嫂さんのもとへ帰りました。

まとめ


参考文献

  1. 太宰治. 雪の夜の話(底本:『ろまん燈籠』新潮文庫). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card1573.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。